会社ルールブックとはどんなもの?
2018/10/17
サッカー、ウルグアイ戦、日本勝ちました!
攻撃が見ていて気持ちよかったです。
若い攻撃陣がどんどんシュート打って。
こうでないとね。
いやー、楽しかった。
さて、本題です。
★会社ルールブックとはどんなもの?
昨日はだらけてけじめのない職場風土を、
レストランの例でお伝えしました。
↓
いわゆる「だらだら体質」の職場風土。
問題なのは、この店舗ではこのような風土が普通の感覚になってしまっていること。
ダメなルールが、この職場では当たり前となり、
「だらだら体質」がはびこる店舗になってしまっているのです。
有名な話で、「ゆでガエル」の話をご存知でしょうか。
熱湯にカエルを入れると、
その急激な温度差にびっくりして飛び跳ねて助かります。
ところが、最初は冷たい水に入れてそこから少しずつ温度を上げていくと、
温度変化に気づかずに、脱出しないまま茹で上がってしまうそうです。
(本当は変温動物であるカエルは温度変化には敏感で、逃げだすそうなのですが)
一度、悪い組織風土が出来上がってしまうと、
ゆでガエルのように、中にいる人はその状態に気が付いていないのです。
外から見たら、何でそんなダメなことをしているのだろう、
と思うようなことでもです。
では、このような組織風土を改善していくには、
一体どうしたらいいのでしょうか?
それは、ダメなルールが当たり前になっている状況を、
良いルールが当たり前になるように変えていくことです。
そうは言っても、それがなかなか出来ないから、
現在悩んでいるというケースがほとんどなのかもしれません。
口で酸っぱく行っても、
最初は少し良くなったとしても、
すぐに元に戻ってしまったりするものです。
そこで、良いルールを当たり前のものとして、
職場に浸透させるために一つのツールを使うことをおすすめします。
それが「会社ルールブック」です。
「会社ルールブック」は、
職場で働いている人みんなが守るべきルールを分かりやすく書き記し、
手帳のサイズにして、全員に携帯してもらうものです。
形としては、社員手帳のようなものを、
イメージしてもらうと分かりやすいです。
その中に盛り込むルールは、
職場の風土を良くするようなものをどんどん取り入れていきます。
いままであやふやだったもの、
聞く人によって答えが変わるもの、
都合のいいように解釈されているもの、
それらをきっちりと文章にして示します。
さらに業績を向上させるような良い行動も、
みんなで共通の前向きなルールとして決めて、
その行動をどんどんやっていくように促していきます。
(ここでABAマネジメントの出番ですね)
こうして、守るべきルール、
業績を向上させるようなルールをしっかりと明文化して、
ルールブックとして、全員で携帯し、
常にそれに目を通しながら、意識していくことにより、
良い職場風土が作られていきます。
一度良い職場風土ができてしまうとしめたものです。
ぐんぐんと良いスパイラルが起きていき、
社員の動きが目に見えて良くなっていきます。
新たに入ってきた社員も、
職場の中でその風土に染まっていきます。
その職場でのルールが当たり前になっていくのです。
さらに、会社ルールブックは、
本人に手渡ししていつでもどこでも読むことができるので、
職場での働き方に馴染むのが格段に早くなっていきます。
このようにルールブックは、
最初にしっかり作ってしまえば、
いままで悩んでいいた悪い職場風土を劇的に改善することが可能なツールなのです。
一過性の施策ではなく、一度会社に作って定着させると、
継続的に効果を発揮することも大きなメリットなのです。
「ルール」という言葉に、
反射的に拒絶反応を示されることが多くあります。
「ルールで縛るのはよくない」
というようなご意見です。
それはまさしくそうですが、
言葉の印象だけにとらわれずに、
もっと本質的な効果を考えていきましょう。
実際には、ルールは悪いことではなく、
大いに良い効果を働かせることもあります。
次回はそんな話をお伝えします。
本日の日課 72点(サッカーは観ていて面白いですね。)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ