「フィードバック面談」。人事評価は運用だ!その15。
連休のなか日は、中だるみしてしまいますね。
中だるみー。
やばみー。
つらみー。
うれしみー。
さて、本題です。
今日のテーマは運用シリーズの第15弾。
「フィードバック面談」です。
ちょうど先日、企業でこの研修をやってきたのでした。
★「フィードバック面談」。人事評価は運用だ!その15。
評価結果が出た後に、
その評価を本人に伝える面談を行います。
ちなみに、これをしっかりやっていない企業も、
案外多いのです。
これはダメ。
評価されているのに、
それを本人に伝えないのは百害あって一利なし。
査定だけが目的であれば、
百歩譲ってあり得る話かもしれませんが、
人材育成と業績向上が目的であれば、
フィードバック面談こそが、
その目的につなげるとても重要な工程なのです。
なぜなら。
人事評価でやりたい、
・頑張ったら、思いっきり良い評価をして、モチベーションにつなげる。
・課題となるところを客観的に早めに明らかにして、次期の成長につなげる。
この二つは、
上司から部下に伝えて、
初めて実現できることだからです。
そして、フィードバック面談も、
知識と練習と復習で誰にでも身につくスキルなのです。
★フィードバック面談は「GROW」で行う。
フィードバック面談のコツは、
「GROWモデル」の手順で行うことがポイントです。
「GROWモデル」とは、
1.Goalを示す
2.Realityを伝える
3.Optionsを話し合う
4.Willを確認する
ことです。
客観的に出た評価結果を元に、
目指す姿(Goal)と現状の行動事実(Reality)を伝え、
そのギャップを明確にします。
そのギャップをどう埋めていくのか、
何に取り組んで行くのか、その方法(Options)を話し合い、
本人の意志(Will)を確認し、コミットメントをもらうのです。
【Goal】
期末に目指す姿を明確にします。
伸ばす能力、達成する目標を共有します。
↓
【Reality】
評価結果で出た、「現状」をお互いにしっかり認識します。
何が出来て何がまだ出来ないのかを確認します。
↓
【Options】
現状と目指す姿のギャップを埋めていくために、
何に取り組むのか方法を決めます。
↓
【Will】
取り組む内容や、
目指す姿の対しての意思を本人から確認。
お互いに約束します。
この手順で練習をし、
目的につながるフィードバック面談時をマスターしましょう。
この大筋の「GROW」の手順とともに、
・雰囲気の作り方
・コーチングのスキル
・納得性の高い事実の伝え方
なども、
フィードバック面談時に、
求められるスキルです。
これらについては、
また、次回以降でお伝えいたします。
フィードバック面談が、
ただ単に評価結果の通知だけに終わらないようにしましょう。
また、なんとなく、
雰囲気だけは良く進んで、
そのまま終わってしまわないようにも、
気を付けましょう。
ちゃんとGoalを示して、
Realityを認識してもらい、
今期のOptionsを決め、
Willをもらうのです。
何度か練習すれば、
必ず誰でも身につく、
管理職のスキルなのです。
本日の日課 56点(でも、皆やっていないのです)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ)