A4一枚評価制度と組織のためのABA(応用行動分析学)

社労士やら人事コンサルやら行動分析の研究やら猫やら馬やらで毎日過ごしています。

7つの評価エラー。

今日はパスポートを受け取りに立川へ。

 

便利なもので、立川のルミネという駅ビルの上に発行センターがあるのです。

 

で、今日は立ち寄れる時間があったので、
取りに行ってみたら・・・。

 

 

なんと、本日ルミネはお休み!(@_@)
休みなんてあるのかー。

 

 

 

 

 

 

ま、パスポートセンターはやっているのだけれどね。

 

 

 

 

さて、本題です。

 

「7つの評価エラー」

 

これは一般的な評価者研修等でもよく出てきます。

 

評価する時に、次のようなエラーが出てしまうことが多いので、
これをしないようにしましょう、というものです。

1.中心化傾向:評価が真ん中中心に集まってしまう
2.寛大化傾向:評価が甘めに集まってしまう
3.ハロー効果:一つの良いことが印象となって、全体が引きあがってしまう
4.逆算化傾向:はじめに結果ありきで、中身を決めていってしまう
5.論理誤差:体育会系は営業ができるはず、などと勝手に関連付けてしまう
6.対比誤差:自分自身と比べて、評価をしてしまう
7.期末評価:評価期間全体ではなく、期末近くの観察で評価をしてしまう

 

・「中心化傾向」は、評価が真ん中付近に集まってしまうこと。

 

なぜこうなってしまうかというと、「普段から見ていない」ので、
自信を持って良い点も悪い点もつけられないのですね。

 

・「寛大化傾向」は、中心化傾向がもっと甘めになること。

 

部下に嫌われたくない、やる気をなくしたら困る、
という意識が働いて、評価を甘くしてしまうことです。

 

この二つ、本来の評価制度の目的を考えると、
決してやってはいけないエラーだと気づきますでしょうか。

 

一生懸命、評価項目に取り組んだ。頑張ってやりきった。
しかし、上司があまり見ていなかったので、中心化傾向で平均点止まりだった。

 

その部下のモチベーションはどうなりますでしょうか。

 

逆にできていないことでも、
そこそこの点や甘い点がつくということが起こります。

 

そうすると、その人はいつまでたってもできないままで、年だけ重ねていく。

 

若いうちのできないことは、ちょっとは怒られても、
多少笑いながら指導してもらえますが、年を取ってからはなかなかそうはいきません。

 

できないことを隠すようになり、
取り繕う仕事をするようになります。

 

そのような人が、中心化傾向や寛大化傾向でそこそこの評価を受けつつ、
昇進していくと、その人の下についた部下も当然、その仕事が身につきません。

 

会社にとっては、非常に大きな問題なのです。

できないところを早く見つけて、
課題と上司部下で認識し、次期にはできるようになろう。

 

何のために人事評価をやっているのか、
その目的をしっかり持っていれば、
このようなエラーをしてはいけないことが分かっていただけるかと思います。

 

・「ハロー効果」の「ハロー」とは「後光がさす」の後光のこと。

何か凄いという評判があったりすると、
実際の行動はどうなのかはわからなくとも、
評価が高くなってしまうエラーです。

 

・「逆算化傾向」は、結果ありきで中身の点を調整してしまうことです。

 

「40点では高すぎる。35点ぐらいに抑えよう。この4点のところを3点にして、別の3点のところを2点にして・・・。」

 

何のために評価をしているのか、の目的を考えると。
やはりこれもやってはいけないエラーですね。

 

・「論理誤差」は体育会だから、営業能力が高いはず、コミュニケーション能力も高いはず、などというように、
勝手に論理をつくって、事実とは違う評価をしてしまうことです。

 

個別の評価項目をしっかりみていないと起きてしまいがちです。

 

・「対比誤差」は、自分自身と比べてしまうことです。

 

評価する立場の人は、当然部下よりも経験も能力も高いからこそ、
そのポジションに居るわけです。
自分と比較しては物足りないのは当然です。

 

「評価シート」に書かれている内容と比べて、
事実はどうだったのか、で評価をしましょう。

 

・「期末評価」は、期の最後の方だけを見て評価してしまうことです。

 

期初から頑張って行動していたA君と、普段はあまり行動していなく、
そろそろ評価の時期が近づいてきて社内がそんな雰囲気になってから、
瞬間最大風速的に頑張ってアピールしたB君。

 

これでB君の評価が高くなってしまうのが、「期末評価」というエラーです。

 

この問題、B君はずるいかもしれませんが、悪くはありません。
悪いのは、この時期しか見て評価をしていない、評価者である上司です。

 

この「7つのエラー」ですが、防ぐためにはどうしたらよいでしょうか。

 

実はほとんどが、
「期中の観察」により防げるものなのです。

 

事実を見て、自信をもってエラーのないように評価をする。

 

そのために、期中の観察に力を入れて、
に事実を記録しておくことが評価の時点で生きてきます。

 

記録のある期中の振り返り、コメントを見ながら、
それをまとめて最終評価を出すことが、とても大事なのです。

 

 

本日の日課 60点(今度はなくさないように)

(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ。)



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