なぜA4一枚なのか。
本日も、早速本題です。
★なぜA4一枚なのか。
・・・「A4一枚〇〇」という言葉は、
結構前から、色々なものがあって受け入れやすい、
というのも本音ではありますが、
ちゃんと理由もあるのです。
一言でいうと、
「アクセスのしやすさ」
からなのです。
人事評価制度は、
この制度があるおかげで、
人材育成と成果の達成ができるようになる、マネジメントツールです。
そのためには、
評価の時だけ、評価シートの内容が分かればいい、ではダメで、
期初から期末までの期中にも内容が分かり、
どれだけ、その内容のコミュニケーションが取れるか、
ということが大事なのです。
被評価者である本人は、
今期、自分が達成すべき成果は何か、
それがいまどれくらいの状況か。
自分の能力や姿勢、行動での課題は何か、
それらを解消するために、どんな練習をしたり、
勉強したり、教育を受ければいいのか。
評価者である上司は、
部下が達成すべき成果は何か、
それがいまどれくらい取り組んでいるのか、進んでいるのか、
部下の伸ばすべき能力は何か、
望ましい振る舞い、態度は何か、
どのように育成すればよいのか。
緊急度が低く、目の前の仕事に追われる中、
これらの、放っておいたら後回しになってしまうことを、
「人事評価」の「評価シート」を使って、
お互いにコミュニケーションをとることで、
実現できていくわけです。
にもかかわらず、
「評価シートは個人情報なので、鍵付きの書庫にしまっています」
「PCを開いて、IDとパスワード入れてみるようにしています」
としていては、結局、期中に何も見ないままになってしまいます。
評価を実施する時期になって、
「私の評価項目なんだっけ?目標はどうやって結果を書こうかな」
とやる被評価者、
「部下のどこを評価するんだっけ?成果は何を見ればよかったのか?」
などということが起こってしまうのです。
以前にお伝えした「行動コスト(目的の行動までにどれくらい手間がかかるか)」でも分かる通り、
この期中のコミュ二ケーションができるかどうかが、
大きく変わってくるのです。
現状、A4一枚で評価シートを作り、
よくある紙ファイルに綴じておき、
デスクがある社員は、自分のデスクに。
仕事柄、デスクがない人は、
いつもカバンの中に入れておく。
上司は、そのコピーを持って、
やはり同じように、デスクか持ち歩くかで、
いつでも見られるようにしておく。
そして、お互いに、
「今期の目標までどれくらい?進捗は?」
「こことここはだいぶ良くなった、ここはまだまだだな」
というような、やり取りをするのです。
その際に、
すぐに同じA4一枚のシートをだして、
お互いに確認できるようにする。
これが何より、
使えるツールとして大事なのですね。
この運用の仕方が、
実際に、いま一番うまく行っている手ごたえがあります。
出来るだけ運用しやすいように。
そのためのシンプルな形が、
現状はA4一枚でファイリングがおススメなのです。
本日の日課 60点(長いし、写真はA4一枚ではないじゃん)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ。