榎本あつしのBLOG(人事制度の学校・評価をしない評価制度・A4一枚評価制度とABA:応用行動分析学)

人事制度や社労士やら応用行動分析学の研究やら猫やら馬やら庭やらで毎日過ごしています。

A4一枚評価制度の導入事例、会計事務所のケース。

2018/10/09

ふっふっふ。

 

今日は、2歳馬がデビューの日でしたが、
見事新馬勝ち!

 

これで今年は出資馬2頭デビューして、
両方とも勝利しています。

 

運を使い果たした気がしますので、
年末まで慎重に暮らしていくことにします。

 

さて、本題です。

 

★A4一枚評価制度の導入事例、会計事務所のケース。

 

前回に引き続き、
導入の事例をご紹介。
今回は、会計事務所の例をお送りします。

 

この会計事務所は、
従来の顧客に担当者が一人付くというような形を取らずに、
「製販分離」という形にて、業務を展開されることをスタートしました。

 

 

そのため、それぞれに役割が明確に異なり、
その役割に応じた行動をしてもらい、
その役割において必要な能力を伸ばしていく必要がある、
ということから人事評価制度の改定を行うことになりました。

 

項目数は比較的多めに能力・姿勢で20項目、
目標設定で3項目、その他、会社が定めたことをやっているかどうかで、
10項目ほど設定しています。

 

1.この事務所に務める人全員に共通な評価項目
2.製販分離の役割ごと(部署ごと)に求める能力の評価項目
3.職場における姿勢や態度の項目
4.本を何冊読んだとか、社内プロジェクトにどれだけ参加したかというような、会社の方針に対する行動の評価項目

そしてこの会社でユニークなのは、「特別ポイント」です。
評価項目に出てこない貢献をできるだけ、
しっかり見てあげたいという目的から、
あとからプラスで追加点が取れるように設定しています。

 

ここは項目が多いので、A4で2枚になっているケースです。
別途で、「マネジメントシート」というものを作成し、
これを2週間に一回、どれくらい取り組んでいるかどうかを、
振り返り&フィードバックできるようにしています。

 

「方針評価」というものを入れている通り、
会社の方針としては、個別の業務における能力よりも、
会社の方針に対して、前向きに頑張って活動してくれる人の、
評価が高くなるようにしています。

 

一部の能力の高いベテラン社員からは、
能力部分の評価が少ないことに、
当初不満の声もあがりました。

 

が、望むことを明確に示すことによって、
どんな会計事務所を目指すのかが、
一人ひとりに浸透してきています。

 

窓口の役割、営業の役割、書類処理の役割、
それぞれがスペシャリストとして、
目指して欲しい指標を制度の中で指し示すことができました。

 

こちらの会計事務所も、
導入後もサポートをさせていただきながら、
中身の改定も行っています。

毎年の評価項目のブラッシュアップに合わせて、
幹部が集まり、
どんなことを求めるのか、
今期は何を目指すのか、
話し合って決定するいい機会にもなっています。

 

本日の日課 68点(応援に行けばよかった。京都だけど。)

(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ)

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