「研修」で一番大事なこと。
今日は、大手の住宅設備メーカー様主催で、
経営者の勉強会の講師を務めてきました。
勉強会で、等級制度・賃金制度を作ろうという企画、
結構難しい面もありました。
私としても、評価制度ではなく、
等級制度・賃金制度というものを、10名以上での勉強会というのは初の試み。
実は、かなり神経使って疲れました。
ヘロヘロです。
明日一日終われば・・・。
頑張って乗り切りましょう。
さて、本題です。
今回は、「研修」について。
企業が「研修」をする上で、
一番大事なことは何でしょうか。
★「研修」で一番大事なこと。
企業が研修をする上で、
一番大事なこと。
それは、
「実務に活かす」
ということです。
当たり前といえば当たり前ですが、
意外と忘れられている場合が多いのではないでしょうか。
研修の時間の満足度が高いかどうかは、
その場では、「よい研修だった」となりますが、
それだけでは、職場の環境は何も変わっていません。
人は職場に戻ったら、
その職場に適応するものです。
研修は非日常の場です。
その場での盛り上がりは、
アンケートなどの評価にはつながります。
しかし、その評価が日常の職場においての実務には、
つながらないというケースが出てきてしまうのです。
そして、それはとても多いのではないでしょうか。
「学び」は学んだだけでは何も変わりません。
研修は満足度を高めることが目的ではないはずです。
学びの場は与えて、
それを実務に活かすかどうかは自分次第、
としてしまっては、これももったいないこと。
目的は、実務に活かして組織のパフォーマンスを引き上げることであって、
自己責任を追及することではないのです。
では、研修を実務に活かすにはどうしたらよいのでしょうか。
これは、研修で学んだこと実践する機会、
内容を自分のものにしているかどうかを確認する機会、
自身でパフォーマンスフィードバックをしてもらう機会、
これらを企業側でしっかりとやっていくことが必要なのです。
そして、それらを定期的に実施して、
測定をしていくこと。
研修をやって、
この測定を続けていけば、
どのような研修が効果があるかどうかも分かってきます。
やみくもに、
流行り廃りに合わせていくこともなくなっていきます。
「いまはこんな研修がいいって聞いたよ」
というような理由で、
なんとなく研修をすることのないようにしていきましょう。
★研修の費用対効果。
企業研修にはコストがかかります。
それは、研修会社や研修講師に支払う費用だけではなく、
それなりのポジションを人材を拘束する人件費としてのコスト、
部署からその人たちがいなくなることによる、
現場での損失コスト。
そのコスト以上に、
その後の業務において効果を発揮させたいから、
研修をするのです。
現場の仕事に活かすことを目的にして、
研修を計画していきましょう。
その場の満足だけで終わり、
誰もが疑問に思わないまま、
ただやっているだけ、ということに陥らないように。
本日の日課 64点(もうひと踏ん張り!)