人事評価の3つの評価項目。その②役割・スキル評価と③姿勢・態度評価
2020/03/01
急遽、高校も休み、部活も休みになったので、
家で過ごすために、「鬼滅の刃」を全巻買いたいとの娘。
自分のお金で買うからと、ネットで買おうとしたら、
どこも定価では売っていなく、1.5~2倍の価格!
人気で売り切れ、転売の人が出品している状況でした。
で、家の周りの本屋に探しにいって、
在庫ある巻だけでも買って、1冊づつ集めていっていました。
(私は行かずに、娘と妻で本屋巡りしていました)
すると、地元のブックスタマで、
なんと全巻発見とのこと!
ちょうど今日入荷したそうで、
一人一巻につき一冊限りで販売していたそうです。
店長も、嬉しそうに話してくれたらしいです。
そして、
私はこれを全部読まないといけなくなりました。
「全部読んでね」
と。
好きなものを人にやたら勧める人っていますよね。
あれです。
さて、本題です。
人事評価の3つの評価項目。その②役割・スキル評価と③姿勢・態度強化
昨日の①【成果・達成】に引き続き、
本日は②【役割・スキル】と③【姿勢・態度】をお伝えします。
【役割・スキル】
この項目は、その等級に相応しい「役割」が果たせているかどうか、
「スキル」が発揮できているかどうか、を評価する項目です。
「成果・達成」は、
短期的なその期の会社の業績につながる評価項目でしたが、
こちらはちょっと異なります。
こちらは、少し先の中長期的な会社の業績や成長につながる項目です。
短期の業績ではなく、今はまだ果たせていない役割ができるように、
まだ身についていないスキルが伸ばせるように、
とのメッセージとして伝え、
将来の会社にとって必要な人材として成長していってもらいたいものになります。
つまり、今の仕事が何をしているのか、
その職務がしっかりできているかどうかを評価するというよりは、
将来の会社にとって、この等級であれば、このような役割を担ってほしい、
このようなことができるようになってほしい、
という未来志向で作っていく項目になります。
そして、ここでのポイントは、
役割やスキルを「発揮」しているかどうか。
どんなに知識や技術が高い(スキルがある)人であっても、
評価期間中に具体的に行動して、表に出していないと評価対象とはしません。
保有スキルは評価せず、
発揮スキルを評価しましょう。
「ポテンシャル」ではなく、
「パフォーマンス」を評価するのです。
なぜなら、発揮していないと、
会社への貢献はないから、です。
もし、ポテンシャルは高いのに、
それが発揮できていないのであれば、
それを発揮させて、ちゃんと貢献してもらうようにするのが、上司の役割です。
【姿勢・態度】
最後に、「姿勢・態度」の項目。
一般的には「情意」と言われたりします。
これは「会社の風土」につながる項目になります。
上の「役割・態度」と何が違うのか、
と聞かれることも多いのですが、
決定的に違う点があります。
それは、こちらは「やればできる」もの。
でも、やらない人がいる、
というような項目です。
「姿勢・態度」ですので、
例えば「チームワーク」というような項目で、
困っている人がいたら手助けしている、
協力をしながら業務に取り組んでいる、
というようなものであったり、
「積極性」という項目で、初めての仕事でも自らチャレンジしている、
とか、会議などの際に自ら発言、提案しているというような「振る舞い」が評価されます。
上の「役割・スキル」は、
習熟が必要なもの。
知識や経験、練習や実践などを経て、
身についてくるものです。
やればできる、ものではなく、
やる気はあっても、皆ができるものではないのが「役割・スキル」で、
やればできる「姿勢・態度」とは明らかに異なる項目なのです。
まだまだスキルが身についていない段階の社員であっても、
しっかりと会社が求める理念の体現ができていたり、
求めるメッセージに応えて振舞っていれば、
評価が高くなることになります。
逆にいうと、どんなにベテランで習熟度が高く、
知識も技術もある人であっても、
「姿勢・態度」の振る舞いができていないと評価が高くなりません。
処遇への反映は、やはり中長期的に会社に必要な人材としての部分ですので、
一時金である賞与よりは、給与の方に反映させることがよいでしょう。
本日の日課 56点(絵がちょっと苦手なんだけれどね)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ。)