月に2回は大変だと言われたら。
2020/09/18
最優先で申し込んだ希望馬が、
なんと申し込み終了から抽選結果発表の前に死んでしまうという事案が発生しました。
いろいろとショック・・・。
ですが、一口馬主をやっているとこのようなことは避けられず。
前向きに、前向きに。
さて、本題です。
月に2回は大変だと言われたら。
実は、人事制度の構築や運用業務以外に、
コンサルの先生方の人事制度の相談業務をやったりしています。
その中で、非常に多い相談が、
「2週間に1回のサポートシートの提出が大変なので、回数を減らしたい」
という意見にどう対応した方がよいか、というもの。
サポートシートとは?
月に2回?
の詳しい説明は長くなりますので、省略しますが、
要は評価期間中のコミュニケーションツールのことです。
で、形骸化してうまくいっていない評価制度のほとんどが、
期初はちょっと取り組み、期間中は何もやっていなく、期末に思い出したように目標や評価項目をみる、
ということをやっています。
これでは、成果を出すことにも、成長にもつながりません。
やってはいる、けど、ただ大変なだけ。
人事評価なんて意味あるの?状態です。
真ん中の期間中に、ツールを用いて上司・部下のコミュニケーションを多く持ち、
成果や成長への効果を出すことが大事なのですね。
ところが、期初と期末は「締め切り」があるので、
取り組むのですが、期中はそれがないためにほったらかし。
そこで、期日を決めて月に2回、
コミュニケーションツールであるサポートシートの提出を行うのですが、
ここでタイトルの意見が出てくるわけです。
「半月では変わらない」
「もっと負担が少なくできないか」
という感じ。
それに対して、いつも私は下記のように回答しています。
・サポートシートの目的は、「自分で振り返ること」です。
・年間の会社の目標、組織目標が何だったかを見ることで、ベクトル合わせと目標の浸透ができるようになります。
・個人の目標が何だったかを確認、求められる期待項目が何だったかを確認できます。
・自身が何をしたら評価されるのか、半年忘れているのではなく、見て振り返るだけでも効果は大きいです。
・上司は、頑張っている人をしっかり承認、サボってしまっている人に指導ができるようになります。(半年後にやっても意味は無い)
・上司と部下でコミュニケーションが増えます。(日々の仕事のことではなく、人材育成や会社の年間目標に関するコミュニケーション)
・人事や経営者も、サポートシートを見れば、どれくらい目標に近づいているか、止まっているかなどが確認できます。
このサポートシートの習慣が定着すれば、上記のような効果が出てきます。
逆に、手間がかかるからといってやめてしまうと、
半年後に思い出しながら、点をつけるだけになり、
人材育成や成果の達成などにはつながりません。
形骸化している人事制度はたいていこのパターンです。
新しい取り組みは「テイクオフ曲線」(自転車も飛行機も、最初はエネルギーがとてもかかる。軌道になるまでは頑張る必要がある)を意識して、 取り組むことが重要です。
頑張ってまずは一年間継続しましょう。
成果も成長も。少し先の目標に向かって、
今日何を継続できるか、がとても重要です。
毎日1時間の勉強、5kmのランニング。
今やらなくても困らないことを、
今やる人が成果を手にし、成長しています。
一人では、緊急度のないこの行動に、
先生やコーチがサポートすることで、継続を可能にします。
上司とサポートシートが、
将来の成果と成長を可能にするのです。
A4一枚評価制度の一番重要なコンセプトなのです。
本日の日課 68点(ブログ長すぎた)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ)