ABAマネジメント用語集を作りました。
2018/05/03
今日は、春日部へ。
放課後デイスクールのお客様との打合せで、
行ってきました。
研修を実施するのですが、
講師は私ではなく、大学の教授とその教え子さん。
私はサポートで、
事務周りなど手伝います。
弊社はABA(応用行動分析学)を、
ビジネスの組織に活用していますが、
今回のように、療育の現場を体験しておくことも必要です。
一番日本でABA(応用行動分析学)の認知度がある社会です。
あ、そうそう、
春日部のヨーカドーの看板は、
ホントにサトーココノカドーになっていました。
さて、本題です。
★ABAマネジメント用語集を作りました。
ABA(応用行動分析学)が、
今一つ、親しみやすくない理由として、
用語が難しいということがあるかと思っています。
一般的ではない言葉が多く、
言葉のイメージでも、あまりピンと
こないものが多いような気もします。
そこで、
当法人のHPに、ABA(応用行動分析学)の用語集を設置いたしました。
ぜひ、ご覧になってみてください。
↓
いくつか、その用語集から、
お役に立つABAの用語知識をお伝えします。
【モデリング】
適切な行動を習得させる場合に、お手本となる見本を見せ、
模倣させること。
*例:レジの打ち方を教えるときに、上司が実際にレジを打ってみせる。
【シェイピング】
目的とする行動をいくつかの段階に分けて徐々に強化していくこと。
*例、新入社員がいきなり完璧な書類を作成するのは難しいので、
はじめは書類の提出を条件に褒める
⇒次に正しいレイアウトや形式で書くことを条件に褒める
⇒最後に正しい形式と内容が両立していることを条件に褒める、など。
【死人テスト】
行動を定義する方法の一つ。死人にもできることは行動ではない。
逆に死人にはできないことはすべて行動。
基本的に~しないなどは行動ではない
*例、暴れない、じっとしている、失礼なことをいわない、
これらはすべて行動ではない
【レスポンデント条件づけ】
なんの反応も起こさない、中立な刺激の後に、
生理的な反応を起こす刺激を繰り返し提示することで、
もともとは中立であった刺激も、生理的な反応を引き起こすようになる手続きのこと。
パブロフの犬などがこれにあたる。
*例:上司から怒られる際に、いつも4階の会議室に移動させられて怒られ、泣いていた。
そのうち、4階の会議室に入るだけで涙が出てきた。
【オペラント条件づけ】
行動した後の結果によって、その後の自発的行動の増減に影響を与える手続きのこと。
強化や弱化などのことで、行動分析学の多くの研究がこれに当たる。
できるだけわかりやすく、に気を付けて、
随時更新して増やしていきますので、
ぜひ、ご活用されてください。
実は、この「ABA用語集」は、
弊社の新入社員の八重樫さんが作成いたしました。
彼は、大学時代にABA(応用行動分析学)を学び、
それを活かせる仕事に就きたいということで、
弊社を志望してくれたのです。
もちろん、コンサルティングの仕事は、
これから覚えていかなければいけないことばかりです。
が、ABA(応用行動分析学)に関する知識は、
私よりも詳しく、更にこれからもっと知りたい、
という研究意欲も優れています。
この用語集も、
彼の力を借りて、どんどん充実させていく予定です。
本日の日課 60点(アイドルの物まねと言えばしんのすけ)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ。