人が一番、後天的に行動を獲得する。
2018/05/25
今日は中企団さま主催で、
A4一枚評価制度&人事評価改善等助成金セミナーの講師を務めました!
さて、ご感想はどうだったでしょうか。(知らんがな)
ここ最近、講師が続いているので、
のどがちょっと痛くなっています。
今週はこれで終わりですが、来週また結構続きますので、
頑張りましょう。
あ、そうそう、このセミナーのために、
結構、人事評価改善等助成金(※本当は、人材確保等支援助成金(人事評価改善等助成コース) )、
勉強しましたので、いろいろと提案などもしようかと思っています。
頑張りましょう。そうしましょう。
さて、本題です。
★人が一番、後天的に行動を獲得する。
ABA(応用行動分析学)には、
行動を変容する力があります。
行動の原理原則を使うので、
対象は人間だけに留まらず、動物も対象になります。
しかし、そうはいっても、「種」の差はあります。
そして「人」こそが、一番行動変容の可能性がある生き物なのです。
★レッテルを貼って、可能性をつぶさない
私は、セミナーの前の自己紹介の時に、
自宅で飼っているネコの話をすることがあります。
「家族は、妻と娘。あとネコが二匹です。そうそう、我が家のネコは、お手やお座りができるんですよ。」
このネコのお手の話をすると、反応はその時々で変わりはしますが、
「へえー。」とか「おー。」とか、関心を持ってもらうことがあります。
そして続けて、
「ABA(応用行動分析学)を使うと、ネコだってお手をしてくれるようになります。
人間だったら、なんでもできるようになりますよ。」
セミナー前の和やかな雰囲気を作ることも目的ですが、
それ以上にお伝えしたいのが、
「ネコはわがまま」「ネコは犬と違って人の言うことを聞かない」というような、
レッテルを勝手に貼って、行動の可能性をつぶしてほしくない、ということなのです。
教える側のやり方次第で、本当はできるはたくさんあるのです。
「消極的だから」
「慎重タイプだから」
「ゆとりだから」
「ネコだから」
というように、勝手にレッテル貼りして、
いかにも原因っぽくいってしまうことのないように。
★「人」が一番、後天的に行動を獲得する。
ABA(応用行動分析学)は、人や動物の行動、
それを変容させるすごい力を持っています。
ネコがお手をできるようにするなんてことは、朝飯前。
例え、成猫になったあとのネコでも、
2~3週間ほどあれば、ほとんどのネコができるようになります。
しかし、例えABA(応用行動分析学)を使っても、
さすがにアリやテントウムシにお手を教えることはできません。
現在は、動物の中に「上等動物」「下等動物」などというような定義は存在していませんが、
わかりやすくいうと、先天的な機能が中心の動物と、
後天的に行動を獲得する動物の段階は存在します。
「アリには無理でも、ネコならお手ができる。
人間なら、個の差なんてものは大したことなく、
後天的にいくらでも行動を身に付けることができる。」
もちろん、個の差があるのは間違いありません。
いままで獲得してきた行動のパターンに、
それぞれ違う傾向があることは事実ですし、
それにより身に付ける早さも、個の違いは存在します。
それでも、圧倒的である種の差にくらべたら、
全然小さな差なのです。
レッテルを貼ることで決めつけ、
本当だったら身に付けられる可能性をつぶさないようにしましょう。
本日の日課 60点(薬を塗ってごまかせないだろうか)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ。