スキーマ。この文章の意味わかりますか?
横で、妻がケタケタ笑っています。
以下、爆笑しながら、やっとしゃべっている女性をイメージしてお読みください。
私「何笑っているの?」
妻「いやw、ネット見てたら、大爆笑しちゃってww」
私「?」
妻「英語ができない人w、オールマイティーってどういう意味?って書いてあってw」
「全部私のお茶」
だってw
さて、本題です。
★スキーマ。この文章の意味わかりますか?
コミュニケーションの研修の際に、
面白いのでたまにやるワーク?ゲーム?です。
下記の文章を読んで、
なんのことを言っているか、意味が分かりますでしょうか。
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その手順は全く簡単。まず、ものをいくつかのグループに分ける。
もちろん、ひとまとめでもよいが。それはやらなければならないものの量による。
もし、設備がないためどこかよそに行かなければならない場合には、
それが次の段階になる。そうでない場合は、準備はかなりよく整ったことになる。
重要なのはやりすぎないことである。
すなわち、一度に多くやり過ぎるよりも少なすぎる方が良い。
この重要性はすぐにはわからないかもしれないが。
面倒なことはすぐに起こりやすいのだ。その上失敗は高価なものにつく。
最初は、その全体の手順は複雑に思えるかもしれない。
しかし、すぐにそれは生活のほんの一面になるであろう。
近い将来この仕事の必要性がなくなるとは予想しにくいが、誰もなんともいえ
ない。
その手順がすべて終わったあとで、ものを再びいくつかのグループに分けて
整理する。次にそれらは適当な場所にしまわれる。
結局、それらは再び使用され、その全体のサイクルは繰り返されることになる。
とにかくも、それは生活の一部である。
bransford & johnson 1972
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わざとかと思うぐらい、読みづらい文章ですね。
さあ、何のことをいっているのか、わかりましたでしょうか。
ワークでは、15分ぐらい時間をとって考えてもらうと、
10人に一人ぐらいは、
「ああ!」
とわかる人が出てきます。
では、解答です。
この下に書いてありますので、
もっと考えたい人は見ないように。
それは・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
「洗濯」
です。
さあ、当たった人もわからなかった人も、
「洗濯」という言葉を頭に入れて、再度先ほどの文章を読んでみましょう。
いかがでしょうか。
結構、すんなり読めるのではないでしょうか。
これを「洗濯というスキーマ」がある、というような言い方をします。
「考えの集合体」という感じでしょうか。
その会社での「営業スキーマ」を持っている人には、
営業における活動、「アポを取る、提案書を作る、訪問する、交渉する」などという、
一連の行動に関しても、すんなり理解ができます。
しかし、経験などをしていなく、そのスキーマを持っていない人に対しては、
どんなに説明しても、「理解できない≒行動できない」ということが起こります。
そして、できない人に対しては「やる気がない」「意識が低い」などと、
内面的な問題で片づけてしまう。
上司だったり、先輩だったり、その仕事の経験が長い、スキーマを持っている人に
陥りがちなコミュニケーション不全です。
この場合、一生懸命やる気を出させようとするよりも、
スキーマを身につけさせる(一緒にやって経験させる)方が、
よほどパフォーマンス向上につながるのです。
ちょっと難しい概念ですが、
「スキーマ」、ゲーム感覚で問題を解きながら、
研修などやってみてはいかがでしょうか。
本日の日課 60点(弊社の八重樫さんは、7~8分ぐらいで分かりました。)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ)