行動変容ツール「チェックリスト」。
2018/07/28
今日は新規の就業規則のお打合せでした。
就業規則は、最初にいつも条文の意図や、
どのように活用するか、
どこをおさえておいたほうがいいか、
などの説明をします。
今回、とても理解力の高い経営者の方(偉そうな言い方ですみません)で、
かなりスムーズに進みましたが、それでも、まるまる3時間の説明。
ちょっとのどが痛くなりました。
まったく面白い要素のない前段ですみません。
まあ、こんなものです。
さて、本題です。
★行動変容ツール「チェックリスト」。
「チェックリスト」
実用的で、使いやすい王道の行動変容ツールです。
例えば、清掃チェックリスト、
身だしなみチェックリストなどは、
イメージが湧きやすいでしょうか。
テキトーに掃除するのがダメな行動であれば、
チェックリストがあることによって、
それが望ましい行動に変わってきます。
チェックリストは、
最初に行う行動や、
次に行う行動などを示し、
「きっかけ」として働くことに最適なツールです。
これは、地図や案内板、
設計図などと同じようなものです。
地図や案内板があることで、
道に迷わず進む(望ましい行動)ことができる、
設計図がある事で間違えずに組み立てる(望ましい行動)ことができるのです。
これらの、適切な行動を引き出すための、
ヒントとなるきっかけを、「プロンプト」といいます。
「プロンプト」については、
以前にブログで詳しく説明させていただいています。
地図も案内版もなしに、
「進め」と声高に指示しても、
なかなか進めないものです。
無理に進んでも、間違えた進路を取ることがあります。
もしかしたら、
職場でこのようなことが起きてはいませんでしょうか?
「やれ」といっているのに自主的に動こうとしない、
思った通りにやってくれない。
これらは地図も案内板もなしに進めないことを、
その人が悪い、としているだけの可能性があります。
ちょっときっかけ(地図や案内板)を与えるだけで、
迷わずにすいすい自分から進めるようになるかもしれません。
そして、何度か同じ道を通って、
地図も案内板もなくても大丈夫になったら、
もうなくても自分から迷わずに進めるようになります。
そうしたら、その案内板を取っちゃえばいいということなのです。
さて、チェックリストに戻ります。
このように、チェックリストに望ましい行動を記しておくことで、
悩まずにどんどん行動が出来るようになります。
そして、皆ができるようになったらなくしてしまえばいいのです。
さらに、チェックリストは行動の直後の結果の刺激としても働きます。
行動した直後に「チェック」マークが出現するのです。
これが目に見える刺激として作用します。
チェックがつくのは、「すぐ」で「確実」な結果です。
行動の直後によい刺激を持ってくることは、
行動を繰り返させる機能があります。
行動の成果がすぐに表れる、
それも行動促す効果として、おおいに役にたっているのです。
このように、チェックリストは、
行動を引き起こし、繰り返す機能のある有能なツールです。
ぜひ、活用してみましょう。
本日の日課 60点(使い勝手の良さは大事だよ)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ)