シェイピング(行動形成)とは。
2018/10/26
ABA-LABOダイエット部を立ち上げてから、
3日経ちましたが、なかなか良い感じです。
夜中のお菓子、我慢できるようになりましたし、
ちゃんとスロトレも継続できてます。
いいだしっぺですし、
途中で挫折できない、よいプレッシャーになっています。
目指せ5kg減!
さて、本題です。
★シェイピング(行動形成)とは。
今日は、ABA(応用行動分析学)で、
実際によく使われる技法を紹介。
実際に、まだやったことのない行動、
できない行動などを身につけるときに使われるやり方、
「シェイピング」をお伝えします。
ちなみに、Wikipediaではこの「シェイピング」、
どのような説明になっているか。
ちょっと引用して載せてみたいと思います。
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シェイピング法(シェイピングほう)とは、
目的とする行動の変化(増加・減少)にたどり着くために、
その方向で少しやりやすい変化をもたらす所から始め、
徐々に目的に近づけて行くやり方。
逐次接近法ともいう。
バラス・スキナーによって開発された。
シェイピング法はオペラント条件づけにおいて、
偶然の反応の生起(オペラント水準)が低い行動を形成するために行われる
強化と消去を組み合わせた訓練法である。
訓練対象となる生体の自発的な反応の中で生起頻度が高く
目的(スキナー箱ではレバー押し)に適った反応を選び、
報酬を充分に与えてその反応を強化する。
次に、生起頻度が高まったところで強化を中止し消去する。
消去を受けた生体は、強化されていた反応と似た反応をいろいろと行うようになり、
反応のレパートリーを増やす。
増えた反応の中で、今までの反応に近い反応のみを選び、
強化・消去を行う。
この訓練を繰り返すことで、
目的とする行動を身に付けさせることができる。
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はい、とても分かりづらいですね(苦笑)。
どうしても専門用語が多く、
知識のある人にはわかりやすいのですが、
一般的にはどうしても、とっつきづらさを増してしまいます。
定義の正しさや、
内容の正確性を求めると、
どうしてもこのようになってしまうのかもしれませんが、
弊社で目指すところは、使って効果を出すこと。
そのためには、
「意味の正確さ」よりも「使いやすさ」に重きを置きたいと思っています。
「シェイピング」とは、
その言葉の通り、「シェイプ」していくこと。
徐々に行動を形作っていくイメージでOKです。
例えば、
スキーができない人にスキーを滑れるようにするにはどうするでしょうか。
いきなり、
「スキーで滑ってきてください」
といっても、
その行動はできないわけです。
ここで、
「スキーを滑る」という行動を、
もう少しいくつかのステップに分解します。
・スキー板をつける
・板をつけたまま立つ
・重心を前にする
・ボーゲンで前に進む
・ボーゲンで止まる
・板を並行にして立つ
・そのまま斜めに滑る
・最終的な理想の形に近づける
このような感じに、ステップに分解することを、
「課題分析」といいます。
課題分析に関しては、
以前のブログ記事をご参考にしてみてください。
そして、このように分解したステップの行動ができるように教えて行って、
最終的に「スキーを滑る」ができるように、
形作って(シェイピング)いくのです。
同じように、
「営業をする」
「セミナーをする」
「プロジェクト管理をする」
なども、
それをすぐにやれ、といっても、
身についていない人にはできないのです。
課題分析をして、
もう少し具体的な行動のステップに分け、
求めるレベルのところまで、それをシェイピングして、
身につけさせていくわけです。
ちゃんと指導・育成ができている人は、
このようなシェイピングを、
きっと用語は知らずとも、
やっているのではないでしょうか。
★できる人こそ、陥りがち
上司にあたる人は、
経験も技術も、
部下よりも優れているケースが多いです。
すると、
自分自身はできるので、
「ちゃんと営業しろ」
というように、最終の大きな行動レベルで指導しがちになります。
すると、
身についていない部下は、
思うように行動できず、まごついたり立ち止まったりします。
これを、
「やる気がないやつだ」
と、原因を内面にして、
結局、改善につながらず、
組織のパフォーマンスを上げられないということが、
起きていませんでしょうか。
「スキーを滑りなさい」
といって、
やらないのは、やる気がないからでしょうか。
滑れるようにシェイピングすることが、
着実で結果、早い方法です。
組織のパフォーマンスを引き上げるために、
とても有効な手段なのです。
本日の日課 80点(いろいろ順調!※仕事除く)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ)