相手は常に正しい。
本日、来年卒業の新卒の方に内定通知を送付いたしました。
もちろん、うちのような小さな会社で、
最初から新規学卒者の採用をしようとしていたわけではありません。
「ABA(応用行動分析学)を使ったコンサルティングの仕事がしたいんです!」
と、北海道の大学からわざわざ来てくれて、
来年から勤めさせてほしいとの要望が本人からあったのです。
もう、この行動力だけで採用です。
もちろん、当方零細企業ですので、不安定であり多くの不安もあるかと思います。
貴重な新卒カードを当社に使うのはもったいない、というような話も何度もしました。
でも、ABAの研究ができ、仕事に活かしていけるというのは、
確かに他のどの企業でもできないメリットになるのだと思ったのです。
やりがいのある職場にして、この若者を飛躍させるのが私の使命だと思い、
採用することにいたしました。
私も一緒に勉強していけるのが楽しみです。
さて、本題です。
相手は常に正しい。
実は、ここ数日、全く仕事が手に付いていません。
開業してから10数年、今までの仕事人生で一番ショックなことがあり、
落ち込んでいました。
このまま仕事やめちゃおうかな、と本気で思うぐらいです。
仕事のやり取りで、相手方から考えてもいなかった反応があり、
これは誤解されていると思い、何とかしたい一心で対応するということがあったのです。
しかし、うまく伝わらない。
その時に思い浮かんだのがこの言葉でした。
「相手は常に正しい」
島宗先生の「インストラクショナルデザイン」に出てくる言葉、「学び手は常に正しい」です。
学び手ではないので、「相手」としましたが、
本来の出典はB.F.スキナーのこの言葉だそうです。
「Organism is always right.」
スキナーの書いた小説「心理学的ユートピア -ウォールデン・ツー 森の生活-」 。
この原文に出てきている言葉のようです。
・・・そういえば途中までしか読んでいませんでした。
かなり手応えのある本です。
うちにあるのは昭和44年の初版本。
私が生まれる前の本です。
ちなみに、「ウォールデン・ツー 森の生活」がメインのタイトルになっている翻訳本もあるみたいです。
話は今に戻りますが、
事が起きた際に、私は、相手は誤解してしまっていると、
相手の反応がこちらの意図と違う、間違っている、
と思っていたわけです。
でも、本当はそうではなく、相手の方は「【正しく】そう考えている」のです。
私の言葉、行動、その他の振る舞いにより起きた結果なのです。
その結果は、全て「正しい」のです。
そう考えたとき、確認をしない、報告をしない、こちらで勝手に思い込んでいる、など、
全て私が引き起こしたものであるという現実を、
やっと心の底から認識することができたのです。
そこに気づくのが遅すぎたことが、また自分にとってはショックで、
再度落ち込む原因にもなったのですが・・・。
さて、土曜日ということもあり、
チラシの裏にでも書くべき個人的な内容をブログに書き留めてしまいましたが、
仕事を明日からは再開したいと思います。
実は、ブログも大事な仕事だったりしますので、
今日のこのブログから再開します。
私の言葉、行動、その他の振る舞いが、「正しく」相手を動かします。
自分にとって良かろうが悪かろうが「正しい」のです。
それを受け止めて、
「正しく」良くするための振る舞いを今からでもできるように、
努めていかなくてはならないのです。
明日からちゃんと仕事をしていきましょう。
先ほどの新卒で来てくれる方を羽ばたかせる使命も、
我が家のネコたちのエサ代を、しっかり稼がないといけない使命もありますので。
頑張りましょう。
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本日の日課 48点 (まずはここから)
(日課とは、私のオリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ。