パフォーマンス・フィードバックその2。
2021/01/22
まさかのカードもう一枚でした。
明日の朝まで〆切だったのに・・・。
良く調べてなかった私の責任ですが。
あ、ツムツムの話ね。
さて、本題です。
パフォーマンス・フィードバックその2。
「評価をしない評価制度」の重要ポイントとなる「パフォーマンス・フィードバック」。
今日はそのテーマです。
「その2」となっているのは、
2年ちょっと前に、このテーマでブログ書いていました。
最後に、これを使っての評価制度の話をしていました。
ようやっと、形になったわけです。
「パフォーマンス・フィードバック」
この言葉、あまり聞かれたことのない言葉かと思われますが、
「パフォーマンス」「フィードバック」は、
結構、職場でも使われる言葉ではないでしょうか。
なんとなく、そこからイメージが湧いてくるかと思います。
またこの言葉は、よくあるカタカナでの日本だけの造語ではなく、
もちろん私が勝手につけているものではありません。
心理学の一つである、
人や動物の行動を専門とする学問「応用行動分析学」で用いられる、
確立した専門用語なのです。
そのため、先ほどの普段使うような感じで捉える
「パフォーマンス」や「フィードバック」とは少し異なる部分もあります。
しっかりとここで定義しておきたいと思います。
ここでの「パフォーマンス・フィードバック」は、
「行動事実の振り返り」のことになります。
一年や半年に一回の「評価」はしない代わりに、
この「パフォーマンス・フィードバック」=「行動事実の振り返り」を、
こまめに行うのが「評価をしない評価制度」の運用なのです。
言葉にあてはめると「フィードバック」は「振り返り」ですが、
一般的に使われる「フィードバック」とは少し定義が異なり、
他者の評価やアドバイスなどは入っていません。
単純に、事実だけを「振り返る」フィードバックなのです。
「良い」とか「悪い」とか「こうしたらいいよ」というものを含まない意味ですので、
ここが一般的な人事評価で使われる「フィードバック」と違うので気をつけましょう。
【パフォーマンス・フィードバック】
評価を入れずに、事実だけを伝えるフィードバックのこと
-
「パフォーマンス」とは何か
では次に「パフォーマンス」とは何かを考えてみましょう。
まず、「パフォーマンス」という言葉を聞いて、
まずはどのような印象、意味があると考えますでしょうか。
これも結構、解釈が異なる言葉ではないでしょうか。
先ほどの「パフォーマンス・フィードバック」=「行動事実の振り返り」で考えると、
「行動事実」にあてはまります。
ただ、もう少し要素が入る言葉ですので、
こちらもここでしっかりと定義しましょう。
ちなみに、辞書を引いて「パフォーマンス」を調べてみると、
このような意味でした。
①芸を見せること。
②劇を演じること。
③売名行為
④性能、効率
⑤スポーツ選手などが見せる技量。腕前
個人の組織における「パフォーマンス」、
①や②ではなさそうです。
③ももちろん違いますね。
④は人間に対してではないですが、
なんとなく意味は近そうでしょうか。
⑤は、スポーツ選手を社員に置き換えると、
かなり近い意味になりそうです。
辞書ではぴったりの表現はありませんでしたが、
④とか⑤に近い意味での定義です。
そして「評価をしない評価制度」の中では、
このように定義いたします。
「パフォーマンス」=「成果と行動の中間にあるもの」
成果だけでもなく、行動だけでもない。
パフォーマンスはその中間に位置するもの。
成果ともいえる場合し、行動ともいえる場合もあったりします。
・・・あまり、ピンとこないかもしれませんので、
また次回以降、もう少しこの「パフォーマンス」の説明を続けさせていただきます。
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(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ)