評価者研修は、評価の「前」?「後」?
2018/07/27
最低賃金の金額が、審議会で決まりましたね。
全国平均で、26円引き上げるとのことです。
私の事務所のある福生市は、
埼玉県に比較的近く、都内とはだいぶ商圏も違ったりします。
でも、東京都の最低賃金適用です。
埼玉と東京では、871円と958円(平成30年7月時点)と、
大きく差があるのです。
東京の埼玉に近い企業は大変だなあ、
と思いますが、実は違います。
本当は、東京に近い埼玉の企業が大変なのです。
みんな東京の企業に、仕事しに行ってしまうのです。
どこかで区切らないといけないのは、
当然なのですが、うちの事務所の周りの埼玉の企業は、
本当に人が採用できず、大変なようです。
久々に、まじめな話題の前段は以上で、
さて、本題です。
★評価者研修は、評価の「前」?「後」?
評価の運用は、「慣れ」がとても大きく、
そのためには、「知識」を入れ、「練習」を行う、
評価者研修はとても効果があるのです。
では、この評価者研修。
評価を実施するタイミングの、
「前」と「後」、
どちらでやるべきなのでしょうか。
実は、一般的にご依頼が来るのは、
これから評価をするという前に、
研修をやってほしい、ということがほとんどです。
評価をつける前に、
やってはいけない評価エラーのことや、
本人とのフィードバック面談の仕方を練習し、
本番に臨むというパターンです。
しかし、実は最近、評価をした直後に、
研修をすることが増えてきたのです。
そして、場合によっては、
後からのほうが、評価者のスキルが上がっているという、
手ごたえを感じることが多いと感じるのです。
これから、という段階の「前」では、
予習です。
それを本番に活かすという面では、もちろん効果はあります。
でも、研修自体への真剣さの面、
また、研修で教わっていることが、
どれだけ実際の場面としてイメージできるか、
という点では、「前」は弱いのではないでしょうか。
一方、「後」では、
実際にやって苦労した後であり、
真剣さが出てきます。
また、研修で教わることが、
実際の場面としてイメージも強くあり、
実感できるようになります。
研修自体の効果を考えると、
「後」のほうがよい、と、
実際に私も感じています。
ただ、不安もあります。
研修をしないで評価をするので、
そのときの本番は、ダメな評価をしてしまう人が多い、
ということです。
何事にも、メリットデメリットは必ずあります。
やりたいこと、目的に応じて、
デメリットがあっても、どちらのほうがより、
目的につながるのか。
その判断で、評価者研修の時期を考えてみてはいかがでしょうか。
まとめ。
まずは、今回の評価をちゃんとやりたい、
というのであれば、直前の評価者研修です。
一方、中長期的に評価者のスキルを向上させたい、
というのであれば、直後の評価者研修、ということになります。
・・・もちろん、
両方やるのが一番いいのは、間違いないのですが。
本日の日課 64点(スキルは慣れだと思うのです。)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ)