榎本あつしのBLOG(人事制度の学校・評価をしない評価制度・A4一枚評価制度とABA:応用行動分析学)

人事制度や社労士やら応用行動分析学の研究やら猫やら馬やら庭やらで毎日過ごしています。

評価項目案はたくさん出すのがとても重要!

 

「ぶんぶんぶんぶんぶんぶんぶんぶんぶんぶん~♪」

 

 

と、何やらお風呂で娘が変な歌を歌っています。

 

 

 

 

 

 

 

乃木坂46らしい。

 

 

 

 

ぶーんぶんぶんぶーんぶんぶん。

 

 

 

 

 

近所迷惑にならないか心配です。

 

 

 

 

さて、本題です。

 

「A4一枚評価制度」を作成する過程において、
いくつかの項目をシートを使いながら考えてもらいます。

 

この時にできるだけたくさん出してもらうようにします。

それはなぜか?

 

評価項目案はたくさん出すのがとても重要!

 

実際には、「A4一枚評価シート」は評価項目を絞って少なくするため、
最初から「5つ」を出す、としてもいいかもしれません。

 

たくさん出しても「ボツ」にほとんどなってしまいますからね。

 

でもですね、ここでたくさん項目を出すことにはとても重要な意味があるのです。

 

20170411

(明日の「成果型賃金制度の助成金情報と業績を上げるA4一枚評価制度セミナー」セミナースライドの一部)

それには、しっかりと業績につながる行動や、
理念を体現する行動を考えてもらいたい、
という目的とは別に二つの大きな理由があります。

 

1.やってみなければわからない。

 

たくさん評価項目を考える理由のその1は、

「やってみなければわからない」

からです。

業績につながるような行動や、理念を体現する行動を考えてもらい、
それを評価項目に落とし込んでいくのですが、
その考えた行動が業績につながるかどうかは、正直やってみなければわからないのです。

 

もちろん、仮定としてできるだけ業績に結び付くようなものを選んではいきます。

でも、それが必ず業績という成果につながるというような約束はされていません。

そんな中、せっかく項目を決めたので・・・といって、
数年もその項目を評価項目にしていては、効果を発揮しない評価項目のままになってしまいます。

 

「まずはこれが良いと仮定してやってみる。やってみてダメだったら、すぐに別の案を試す!」

 

ぐらいのスピードと小回りの良さがないと、
いまの時代の中小企業の経営は成り立たないはずです。

 

そのために、最初からたくさん案を出しておいて、
それをいつでも引き出せるようにしておきたいのです。

 

もう一つは、

コロコロ変わる社長から、戦略的な社長になるため

です。

 

どういうことか。

 

これは最初から項目を絞って、それだけをやっていこうと伝えても、
先ほどのように、経営をするにあたっての急な方向転換などがでてくることも多くあります。

 

経営者の中では、いろいろな状況を頭の中で考え、
より柔軟に戦略を変えていく中で、
昨日言った話が今日は変わっているということはあり得る話です。
(経営者たるもの、そちらの方が当然とも考えています)

 

しかし、働く人たちにとっては、

 

「まーた、うちの社長言うこと変わったよ。」

 

みたいに感じていることが非常に多いのです。
本当は社長、いろいろなことを頭に巡らせて変えているのですけれどね。

 

しかし、ここの見せ方を変えだけで、印象は大きく変わります。

 

「本当はみんなにはこれだけのことをやってもらいたい。
 成長してほしい人材像はこれだけある。」

 

と、考えたたくさんの項目はしっかり示すのです。

そのうえで、

 

「いまはこの絞った項目を重点にやっていく。育成していく。
しかし、それがうまくいかない場合は、別の項目を早めに設定してくつもりだ。」

 

と、最初にみんなに伝えておくのです。

 

これで、同じように「今度はこっちに変えよう」と伝えた場合でも、

 

「コロコロ言うことが変わる社長」

から、

「しっかりと戦略を立てている社長」

に印象が変わるのです。

 

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実際に業績につなげるためにも、
良い印象をもってもらうためにも、

 

項目は出来る限りたくさん考えて、
それをしっかりと示すことが、実はとても大切なのです。

 

 

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(日課とは、私のオリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ。)

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