「評価をしない評価制度」のちょっと詳細など。
2020/11/15
米津玄師のアルバム届いたよ!
個人的には「海の幽霊」がお気に入りです。
そうそう、アルバムタイトルを見ると、こヤツを思い出しませんか。
(fuji.tv straysheep official siteより)
思い出したあなた、
お互い、良い年齢ですね。
さて、本題です。
「評価をしない評価制度」のちょっと詳細など。
先日、ちょっとだけブログで話した「評価をしない評価制度」。
いくつかお問い合わせをいただいたり、
どんなものなのか詳しく知りたい、というお声をいただいたりしたので、
ちょっとだけ詳しく解説します。
評価をしない評価制度
このブログの他、
こちらのページに詳しく書いています。
↓
人事評価制度の一番の悩みがこれで解決
「評価をしない評価制度」
「評価をしない評価制度」とは、
文字通り、上司や経営者が「部下の評価をしない」で運用を行う人事制度のことです。
人事評価が機能しない、うまくいかない原因のほとんどが、
「上司が部下を評価する」ということに付きまとっています。
下記は、アデコグループ様が発表した2018年2月の調査結果です。
「人事評価制度に不満を感じる理由を教えてください。」という質問に関する回答部分を引用させていただきました。
この調査を見てもわかる通り、
人事評価制度に関する不満のほとんどが、
「上司が部下を評価する」
ということに付いて回るものなのです。
人事制度が形骸化してしまう、制度がない時よりも不満が増える、
負担は増えたのに、効果は感じられない―――、
実際に、いままで十何年、人事評価制度の仕事に携わってきた中でも、
人事評価制度がうまくいかないのは、この「人が人を評価する」をやっている以上、
必ず出てきてしまうことだ、と半ばあきらめていた部分でもあったのです。
しかし、もし、この「人が人を評価する」部分を取り除いてしまえば・・・?
上記の調査結果にあったような不満のほとんどが解消できることになるのです。
これはやってみる価値があるとして、
人事評価の新たなパッケージとして開発していくことになりました。
「評価をしない評価制度」の課題
「評価制度」なのに「評価をしない」訳ですから、
そこに矛盾、課題は出てきます。
・給与や賞与はどうやって決めるの?
・頑張ったことはだれが認める?
・まだできないことへの本人の課題認識は?
・何を目指して頑張っていく?
・評価制度でやりたい、人材育成や動機付けはどうするの?
等々、評価をしないとできないのでは?というようなことが課題になってきます。
上記のような課題、
これらを解消、もしくは大きな課題とならないような方法を用いています。
・業績連動型の給与制度
・役割等級と範囲給による昇給システム
・成果目標、成長目標の設定
・「パフォーマンス・フィードバック」を用いた振り返りシステム
・その他いろいろ
必ずしも同じように課題部分を解消できるというわけではありません。
人事制度を運用していく上での大きなメリットがあるのです。
テレワーク・同一労働同一賃金の時代に
最近、
「テレワーク(リモートワーク)に急遽なったのだが、普段会わなくなった部下をどう評価すればよいのか」
というようなご相談をいただくことが、
非常に多くなってきました。
いままでは一緒に仕事をして、
それなりに目の前で見てきて評価をしてきたのですが、
見ないで評価をしていかなければならなくなりました。
数字などの成果は、
多少なりとも評価できるかもしれませんが、
能力の発揮や、姿勢・態度などは見ていないとやはり難しいでしょう。
「評価をしない評価制度」は、そもそも上司が評価をしないので、
テレワークにおいても、全く同じような運用ができます。
今後も在宅勤務やサテライトオフィスなどでテレワークを実施していく、
という企業、組織には非常に導入しやすいと思っております。
また、2021年4月から中小企業でも始まる「同一労働同一賃金」にも、
この制度は対応しています。
これは、「評価をしない」というところが対応するわけではなく、
等級制度・賃金制度においては、対応できるようなシステムになっている、
ということです。
これは、今まで弊社が導入してきた「A4一枚賃金制度」のシステムにて対応できる部分を、
うまく取り入れているものになります。
もっと詳しくはこちらから
↓
人事評価制度の一番の悩みがこれで解決
「評価をしない評価制度」
本日の日課 68点(早くセミナーやりたいね)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ)