この前、一人でスーパーに買い物に来ている子供がいました。

目当てのお菓子を買いに来たようで、お菓子コーナーを笑顔で物色していて可愛かったです。

その後、レジに持っていき、お金を払ったのですが、お釣りを受け取らずに、帰ろうとして店員さんに「まってー」と言われていました。

私は、「おしい!あともう少しで買い物できたのに。次はがんばれよ!」

と思いました。

もう少しで買い物ができるようになりそうですね。

さて、この子は後何ができれば「買い物ができた」と言われるでしょうか。

そう、「お釣りを受け取ること」ですよね。

では次に、皆さんがこの子に買い物のやり方を教えるとしたら、どのように教えますか?

おそらく、店に入るとこや商品をレジに持っていくとこから教える人は少ないと思います。

大半の人は、できなかったお釣りを受け取るところを集中して教えます。

皆さんはこの子がどこまでできて、どこからできていないのか多少曖昧でも判断し、教えようとするのではないでしょうか。

「買い物の流れ」みたいなものを想定し、細かいステップに分けて考えます。

行動分析にもこれと同じような手法があります。

課題分析と言います。

課題分析

課題分析・・・行動を細かい要素や順番に分けること

買い物であれば、

1,財布を持って店に入る

2,お菓子売り場に行く

3,商品を手に持つ

4,商品をレジに持って行く

5,レジで表示された金額以上のお金を店員さんに渡す

6,お釣りを受け取る

7,購入した商品と財布を持って店を出る

ざっとこんなものでしょうか。

これは私が数秒でテキトーに考えた一例なので、もっと細かく課題分析できるかもしれません。

ようは複雑な行動を細かくバラす感じです。

この課題分析した結果で言えば、あの子には6と7を重点的に教えたほうが良さそうですね。

同じ「買い物ができない」と言っても、この子のように6からできないのと、2からできないのでは大きな差があります。

そして、それを同じ教え方で教えるのは効果的ではありません。

 

このように課題分析は教育やマネジメントする上で大いに役立ちます。

買い物の例をみると「当たり前だ」と思うかもしれませんが、ことビジネス現場になると、この「当たり前」ができない人が多いです。

 

例えば、営業成績が悪い部下に「まったく、少しは〇〇を見習え」とか「気合が足りないんだよ」とか言っている人は良く見かけます。

営業成績が悪いのならば、上司から見て、どこまでは適切な行動ができていて、どこから問題があるのか考えてみましょう。

また、良い人の行動と悪い人の行動をそれぞれ課題分析し、何が違うのか見比べても良いかもしれません。

上司にとっては普段何気なくやっていることも、部下にしてみれば、課題分析したほうが良い複雑な行動かもしれません。

教育やマネジメントは「自分にとって」ではなく「相手にとって」その行動がどうなのか考えることが大切ですね。

 

皆さんも、難しく考えず、まずは身の回りのことから課題分析して、慣れてみましょう。

服を着る、歯磨きする、洗濯する、などなど私達が普段何気なくやっていることも課題分析の練習としてバッチリです。

ではまた。