榎本あつしのBLOG(A4一枚評価制度とABA:応用行動分析学)

人事制度や社労士やら応用行動分析学の研究やら猫やら馬やら庭やらで毎日過ごしています。

今年のメルマガ第一弾。

2026/01/08

黒のパンジー。

 

 

こちらは少し紫気味。

 

なかなか珍しい色で気に入っています。

 

ラナンキュラスも元気に咲いています。

 

さて、本題です。

 

今年のメルマガ第一弾。

 

と、いうわけで今年はちゃんとメルマガを発行しよう、と決めましたので、何とか昨日は送ることができました。

 

で、その内容の紹介です。

 

えー、決してブログの手抜きではありません。

 


 

 

 

人事評価制度の構築・運用サポートをして20年以上。
たくさんの企業さまとお付き合いさせていただく中で、つくづく思うことがあります。

それは、

「人事評価制度で一番大事なのは、やはり『目的』である」

ということ。

当たり前じゃないか、と思われるかもしれません。
でも、この「目的」がブレてしまうと、制度はあっという間に形骸化してしまうのです。

例えば、こんなケースをよく見ます。

最初は「人材育成」や「業績向上」を目的に制度を導入したはずなのに、いつの間にか、

「社員の不平不満をなくそう」
「みんなが納得できる評価にしよう」

という方向にシフトしてしまう。

もちろん、納得感も大事です。不満が出ないに越したことはありません。
でも、それを「目的」にしてしまうと、途端に制度は機能しなくなってしまいます。

なぜか。

会社は一つのチームです。そのチームがいま目指す目標や実現したい目的があります。

例えばあるサッカーチームがあり、今年の目標は予選突破して決勝トーナメントにいくこと。
なんとか点を取って勝ち点3を取りにいかなければいけない現状だったとしまいます。

攻撃的なサッカーで点を取っていこうという作戦を監督、チームが掲げます。

しかし、ある選手からこんな不満が出て来ました。

「私は他の誰よりも守りが得意で、能力も高いと思います。それなのに、それを評価してくれない、レギュラーから外されるなんて不公平なのではないでしょうか」

ここで「おお、わかったわかった不公平はよくない」と、その主張を認め、レギュラーにして評価もして、不満はなくりました。

さて、チームの結果は・・・

これが、「手段の目的化」という典型的なパターンなのです。

中小企業であればあるほど、その特徴を生かし、チーム一丸となって目指すものに突き進まなければなりません。

しかし、一般的にいわれる「評価制度は不公平のないように」を信じ、それを当たり前のようにやってしまうと、確かに不満はでなくなるかもしれませんが、さて、何のためにやっているのか・・・に陥ります。

評価制度は本来、

・人材を育成するため
・組織のパフォーマンスを上げるため
・業績を向上させるため

という「目的」を達成するための「手段」として最適なツールです

でも、運用していくうちに、

・評価シートをちゃんと埋めること
・期日に間に合わせること
・不満が出ないようにすること

これらが目的になってしまうのですね。

こうならないための答えはシンプルです。

「目的に立ち返る」

これに尽きます。

何のために人事評価制度を導入したのか。何を実現したいのか。

これを、社長も、人事担当者も、現場の管理職も、そして社員全員が常に一番大事なことをして伝えていくことです。

「この評価制度は、みんなが成長して、会社が良くなるためのものだよね」
「今期の目標達成に向けて、お互いに協力し合うためのツールだよね」

そんな共通認識があれば、多少の手間の不満があっても、ちゃんとわかってくれます。
ちょっと極端な言い方かもしれませんが、運用の手間暇で人は辞めません。

「この会社は将来性がない」「ここでは自分は成長できない」

と判断されると、「良い人材」から辞めていきます。
大事なのはまさしく、会社も本人も成長するという実感を持たせてあげること、です。

私がサポートしている企業さまで、とてもうまくいっているところがあります。

その会社では、評価制度の説明会や研修の冒頭で、必ずこう伝えているそうです。

「この制度の目的は、皆さん一人ひとりが成長し、会社が発展すること。そのためのツールです」

当たり前のことかもしれませんが、これを繰り返し伝え続けることで、社員の意識が変わっていくんですね。

不満が出たときも、「目的」に立ち返って話をする。

すると、「なるほど、理解しました」「じゃあ、次はこうしたいです」という前向きな対話になっていくのです。

人事評価制度は、完璧なものはありません。

どんなに素晴らしい制度でも、運用していれば課題は出てきます。

でも、「目的」さえブレなければ、必ず軌道修正できます。

逆に、目的を見失ってしまうと、どれだけ制度を変えても、うまくいきません。

手段が目的化してしまうと、本来得たかった「成果」や「成長」が手に入らなくなってしまうのです。

もし今、評価制度の運用で悩んでいらっしゃるなら、ぜひ一度立ち止まって考えてみてください。

「私たちは、何のために評価制度を導入したんだっけ?」

「本当に実現したいことは、何だったっけ?」

そこに立ち返ることで、きっと見えてくるものがあるはずです。

評価制度は「手段」。

目的を達成するための、大切な「手段」。

このことを、ぜひ忘れずにいてください。

 

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以上、こんな感じでした。

 

この後に編集後記としてどうでもよい話が続きますが、それは省略で。

 

なにせ、ラジコンの話だったので。

 

さあ、来週も頑張ってメルマガ書こうと思います。

 

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本日の日課 68点(体調不良にてジム休んでいます)

(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かは恥ずかしいのでナイショ)

 

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