榎本あつしのBLOG(人事制度の学校・評価をしない評価制度・A4一枚評価制度とABA:応用行動分析学)

人事制度や社労士やら応用行動分析学の研究やら猫やら馬やら庭やらで毎日過ごしています。

人事評価制度に関する意識調査。

2018/10/02

今日も激レアさんは面白いなあ。

 

今日は会計事務所様で、午後半日研修をしてきました。

 

本来は、研修は階層別にやるものですが、
なぜか管理職と一般社員とパート社員も一緒にやってという無理難題。

 

まあ、なんとかこなせたか・・・。

 

そうそう、そこで、
参加されていた方が、「ちょっと仕事とは関係ないですが・・」
と話しかけてきたのです

 

で、私のプロフィールからブログを見たらしく、

 

「この一口馬主っていうところ、私も・・・」

「やっているのですか!」

「ええ!」

 

と、意気投合。

 

「どこのクラブで!?」

「シルクとか!」

「ああー、残念、私はシルクはやってなくてー」

「ネヴァーベント系好きなんですよね」

「ナリタタイシンとか!」

「ミホノブルボン!」

「ダビスタやってました!?」

「もちろん!」

「懐かしいなー!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

研修を始めろ。

 

 

 

 

さて、本題です。

 

★人事評価制度に関する意識調査。

 

人事評価制度に関する満足度はどれくらいか。
どこに不満があるのか。

 

実施する側としてもよく把握しておきましょう。

 

ただ!

 

短絡的に、不満が多いからそれを何とかしよう、
という思考には陥らないように。

 

アンケート結果から、
読み取れるものと、それを自社にどのように活かすのか、
それをしっかりと考える必要があります。

 

今回、紹介するのは、
2018年2月に実施された、
アデコグループ様による「人事評価制度」に関する意識調査からの、
データを見ていただきます。

 

 

1.あなたはお勤め先の人事評価制度に満足していますか。

・不満:62.3%(満足4.4%、どちらかというと満足33.3%)
・満足:37.7%(不満24.0%、どちらかというと不満38.3%)

 

2.人事評価制度に不満を感じる理由を教えてください。

・評価基準が不明確:62.%
・評価者の価値観や経験によってばらつきが出て、不公平と感じる:45.2%
・評価結果のフィードバック、説明が不十分、または仕組みがない:25.1%
・自己評価よりも低く評価され、その理由が分からない:22.9%
・評価結果が昇進、昇格に結び付く制度ではない:22.0%

 

3.勤務先の人事評価制度を見直す必要があると思いますか。

・必要があると思う:77.6%
・必要があると思わない:22.4%

 

4.自分が適切に評価を行えていると思いますか。

・そう思う:16.8%
・どちらかというとそう思う:61.0%
・どちらかというとそう思わない:19.9%
・思わない:2.3%

 

5.評価が適切にできていないとお答えになった理由を教えてください。

・数値化しにくい業務への評価がしにくい:51.9%
・評価基準があいまいなため、適切に評価できない:50.9%
・相対評価になってしまう:47.2%
・極端な評価を付けづらい:25.9%
・自身に評価スキルが足りないと感じている:18.5%

 

以上になります。

 

さて、これらの結果から、
人事評価を実施する会社としては、
何をとらえていけばよいでしょうか。

 

大事なのはアンケートから読み取れる「本質」の部分です。

 

「誰からの」不満なのか。

 

これを抑えていかなければいけません。

 

人事評価の評価項目は、
会社によって異なります。

 

それは、会社の目指す目標であったり、
期待している人材像からできているものであるからです。

 

日本の全社員対象で、
総合的な仕事能力の指標を出そう、
という目的でもない限りは、
同じ項目にする必要性はありません。

 

自身の会社に関して必要な人材、
貢献してくれる人を育てることが必要です。

 

期待人材像に関して、満たない項目が多い、
貢献度や成果が物足りない。

 

当然、この人たちは評価が低くなります。
(これをやろうとしているのです)

 

そして、評価が低い人は、
満足度が低くなる傾向があります。

 

この満足度の低さ、不満が出てくることを、
一番の問題と捉えてしまい、
その不満をなくそうとすることが「目的」になってしまうことの、
危うさに気付いてほしいのです。

 

評価が低い人からの不満をなくそうとしていくと、
期待人材像に近い人、
貢献している人、成果を出す人からの不満が出てきます。

 

「誰からの」不満なのか、
ということをしっかりと見定めないと、
不満をなくすことが目的になってしまって、
良い人材を失うという、大きな過ちをしてしまう可能性があるのです。

 

長くなってしまいましたが、
アンケート結果を短絡的にとらえるのではなく、
本質的な問題はどこにあるのか、
そして、自社は何を考えていくのか。

 

しっかりと見定めていきましょう。

 

今日お伝えしたのは本当に大事なところ。

 

不満ばかりでは困ったものですが、
多少の不平不満は必ずついてきます。

 

その不満は誰が言っているのか。
解消すべきものなのか。

 

適正にやっているから、出てくる不満というものもある、
ということをわかっていただきたいのです。

 

 

本日の日課 64点(立場の違いで見方は変わります)

(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ)

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