榎本あつしのBLOG(人事制度の学校・評価をしない評価制度・A4一枚評価制度とABA:応用行動分析学)

人事制度や社労士やら応用行動分析学の研究やら猫やら馬やら庭やらで毎日過ごしています。

社員参加型にしたほうが良い理由。

2019/07/14

突然倒れるわけですよ。

 

バッターーーン!と。

 

目の前で。

 

飼っていない人からみると、
何か病気なんじゃないか、大丈夫なのか、
と思われるみたいですが、いたって正常なのです。

 

わざわざ目の前まで来て、
結構な勢いで倒れます。

 

すると、構ってもらえる(お腹撫でるとかね)ので、
好子出現による強化となりますので、
この倒れる行動が定着するわけです。

 

「ぼく倒れたよ」

 

「撫でないの?」

 

うーむ、面倒くさいやつだ。

 

さて、本題です。

 

 

社員参加型にしたほうが良い理由。

 

時によりけりではありますが。

 

人事評価制度を作成するとき、
もしくは会社ルールブックを作成するとき、
「社員参加ワーク」をすることが多くあります。

 

こんな感じ。

 

 

で、なぜこのようなワークをするのか。

何事も目的があります。

 

「そりゃあ、現場で働く人の意見でないと。」

 

とか、

 

「社員のための評価やルールだから。」

 

とか。

 

まあ、それもあるのですが、
それが第一の目的ではないのです。

ブログで書いちゃあいけないかもしれませんが、
現場は大事ですし、社員のためも必要ですが、
それが第一ではありません。(ブログでそんな正直なこと書いちゃあいけません)

私は経営者のサポートとして、
企業の目指す目的の支援をしています。

 

社員満足度、定着、それらも大事な持続経営の戦略の一つと捉えています。
だから、取り組むのです。

 

なぜ、社員参加型で作るかというと、
そうした方が実際の「行動」が増えるからです。
パフォーマンスが上がるからです。

 

 

正直、社員任せにすると、
自分の好きなこと、得意なことが多くなり、
必ずしも企業の目的と一致するとは限らなくなることがあります。

 

また、自分ができる範囲に留まり、
本当はもう少し高いレベルにストレッチして、頑張ってほしいところが、
比較的低いハードルになることもあります。

 

これは、社員が悪いというわけではなく、
「そういう立場」だから、当たり前に起きることにすぎません。

 

しかし、大事なのは項目の中身よりも、
そのことを実際に「行動する」かどうか。

 

ここに、参加型で決めた項目か、
会社側だけで決めた項目か、で大きく違いが出るのです。

 

自分たちで決めたことは、
言われるだけのことよりも、ちゃんとやる。

 

だから、参加型で作るのです。

 

そのため、評価項目が、
短期的なものか長期的なものか、
必達で間違えられないことなのか、そうでもないことなのか、
それらをしっかりと見極めて、
社員参加型にするのか、経営側で決めるのか、
それを間違えないようにしないといけません。

 

まずは「行動」してもらうことが大事。

 

しかし、そこを間違えて致命傷にならないように、
ハンドリングしていくことも必要。

 

社員参加型で決めるということの、
重要性とそのリスクもしっかりと見極めていきましょう。

 

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