人事制度は大きな武器だ。
2021/01/13
今から、進撃の巨人をもうエピソード1から全部見るだと・・・。
さすが時間のある高校3年生め・・・。
さて、本題です。
人事制度は大きな武器だ。
あと3日で発売です!!
「評価をしない評価制度」
https://www.amazon.co.jp/dp/489795245X/
この本の中のコラムでも書いているのですが、
「人事評価制度」が企業にあるということは、それだけで大きな武器なのです。
それまで人事制度がなかった企業様に、
人事制度を導入して、「どんな効果がありましたか」と聞いたとき、
あまり想定してはいないのですが、
よく言っていただけることがあります。
「人が採用しやすくなったよ」
人事制度の本来の目的ではないのかもしれませんが、
人事制度がその企業にあること自体、
採用の大きな武器になることがあるのです。
いまは、完全に企業が応募者を選ぶのではなく、
応募者が企業を選ぶ時代になってきました。
今後の労働人口の減少を考えると、
この大きな流れは止まらないのではないでしょうか。
地域、職種や業種で仕事を探す方が多いです。
そんな中、同地域、同業のA社とB社があったとします。
そして、A社には「人事制度」があって、B社にはない。
面接を受けにきた応募者に対して、
A社は次のように会社の説明をします。
資料を一緒に見ながらです。
「当社には、人事制度があります。
まずは入社時は、経歴と給与から、この等級でスタートしてもらう予定です。
この等級に求められる役割は、このようなことです。
そして、上の等級に上がった場合は、このような役割になり、その時の給与はこのようになります。
○年後には、この等級ぐらいに上がってもらうことを期待しています。
そのためのスキル向上のサポートも、この制度の中でやっていきますので、ぜひ一緒に頑張りませんか。」
一方、B社です。
「うちには、人事制度などはないけれど、
頑張る社員はしっかり見ていきますよ。
実力次第で上も目指せます。
自分から頑張る社員は大いに評価していきますので、
頑張りましょう!」
さあ、どちらの企業が応募者にとって魅力に映る、
選ばれる企業となるでしょうか。
面接時に会社に聞くこと、確認することも、
今は大きく変わってきています。
私も何度か転職をして、就職活動をしていますが、
そのときには、聞いてまずいだろうという「タブー」のようなものがありました。
「休みは実際どれくらい」「残業時間は長いのか」「有給休暇の取得率は」「何年ぐらい勤めているのか」等々・・。
これらは、もちろん大事な労働条件や、
実際に働くとなると、重要な情報です。
しかし私の世代(昭和40年代ですが)では、
このようなことを聞くと、採用してもらえないのということで、
知りたくても面接などでは聞かなかったものでした。
採用する側の企業も、上記のようなことを聞くと、
仕事内容や、自分がどれだけ貢献できるかではなく、
条件で判断するのか、
と、どちらかというとNGの社員とされていた時代があったかと思います。
いまだに、企業側にはこの考えは残っているような気がします。
「そんなことを質問する社員は、どちらにしてもうちにはいらん!」
ぐらい言われる経営者の方もいたりします。
しかし、時代は変わっています。
ハローワークでの求職者に対しての指導や、
学校の就職課でも、上記のようなことを必ず確認しましょう、となってきているのです。
求職者も、条件を聞くからといって、
有能ではないわけでなく、確認することが大事だ、
という価値観の変遷だけであって、
それらを確認する中に、頑張ってくれる人材がいるのが今の時代なのです。
そしてその確認事項の中に「その会社は人事制度はあるか」というものがあるのです。
選んでもらう会社になるために、「人事制度」があることが、大きな武器となるのです。
本日の日課 56点(セミナーは明後日だ!)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ)