人はなぜ、「ここだけ限定」に弱いのか。
本日は久々に中野のお客様のところへ。
バーを経営しているお客様です。
社会保険の相談などしてきました。
で、帰りにサンロードを歩いていると、こんなお店を発見。
「世界でここだけ」
うーん、これは買ってしまいます。
まんまと策略にはまってしまっています。
人はなぜ「ここだけ限定」に弱いのか。
なぜ限定に弱いのでしょうか。
ちょっとABA(応用行動分析学)的に考えてみましょう。
ターゲット行動は「コアラのマーチ焼きを買う」です。
そして、ポイントは「世界でここだけ」という情報があるかどうかの違いです。
この情報があることを「確立操作(EO:Establishing Operation)」と言います。
行動随伴性ダイアグラムで見てみましょう。
「コアラのマーチ焼き」が好子となり、これが手に入るということで「買う」という行動が強化されます。
そして、ここに「世界でここだけ」という確立操作が加わったのが、次のダイアグラムです。
「コアラのマーチ焼き」という好子により強化されるという随伴性は全く同じなのですが、異なるのはその「好子の強さ」が大きく増すということなのです。
好子がより強力になり、行動を強化しているのですね。
いつものように食べる「ハンバーグ」よりも、「お腹が減っているとき」に食べる「ハンバーグ」の方がより美味しく感じるというのと同じ構造です。
「ハンバーグ」という好子は同じでも、確立操作があることで強さが増しているのです。
さて、買った「コアラのマーチ焼き」は、夜のおやつで美味しくいただきました。
お約束。
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本日の日課 64点 (いろいろリセットしたい)
(日課とは、私のオリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ。