業績向上の3ステップ、その1。何を成果とするのか。
2018/05/26
今日は名南経営、LCG様主催で、
「ABAマネジメント講座」の講師を務めさせていただきました!
ABA(応用行動分析学)を知っている方は、数名。
ほぼ皆さま、初めて聞くような方でした。
ちゃんと、伝わっていたかどうか。
でも、もう終わっちゃったので、良しとしましょう。
さて、本題です。
業績向上の3ステップ、その1。何を成果とするのか。
業績を上げるための3ステップとは、
次のようなものでした。
1.会社が成果とするものを明確に示す。(成果目標)
↓
2.そのためにやってほしいことを明確に示す。(行動目標)
↓
3.その行動ができる人は「いいね!」。できない人は「残念。次回はできるようになろう」
このシンプルな3ステップを、
結局やれていない会社はとても多いのです。
前回のブログで、この3ステップをご説明しています。
このうちのファーストステップ。
まずは、明確にあなたの会社はこれを今期の成果とする、
というものを作りましょう。
これは別に人事評価制度があろうとなかろうと、
本来は事業を経営する中で必須のものです。
そして、これは本来、
期によって大きく変わるはずです。
企業の成長状況、競合企業の動き、
世の中の情勢などにより、本来、
求める成果は変えていかなくてはいけません。
そしてその変化への対応を、
スピードをもって対応できるのが、
中小企業の良さではないでしょうか。
逆に10年間同じ成果目標となっていることの方が、
本来はおかしいと考えましょう。
中期的な目標が、ワールドカップの予選通過とするのであれば、
今期の目標は目の前のこの試合です。
追い込まれていて、どうしても3点差以上差をつけて
勝たなければいけない試合なのか、
現在は予選一位で、この試合は引き分け以上でよいのか、
その状況次第でこの試合で目指すものは大きく変わるはずなのです。
選手がそれを知らない状況では、
一丸となって目標に向かって進むことなどできません。
スポーツだったら、
まだ明確に選手は目標をつかみやすいかと思います。
しかし、会社の場合、果たして社員の皆が、
今期の会社が何を目指しているかをはっきりとわかっているでしょうか。
誰に聞いても「今期の目標は○○です!」と、
即答ができるような組織になっていますでしょうか。
おそらく、しっかりと作っている会社もあれば、
中小企業などはなんとなく社長の頭の中にあるということも多いかと思われます。
もし、普段から毎期作成しているようであればそれでOKです。
もし、経営者の頭の中にあるだけの状態であれば、
まずそれを明文化するところからスタートです。
成果目標を明確に示し、
ちゃんと伝わるようにしていくことがファーストステップです。
本日の日課 60点(今週はセミナー講師週間です。頑張ろう。)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ。)