私たちはルールという疑似体験に支配されている。その2。
2018/08/13
娘が何やらインスタグラムにストーリーをあげていました。
井の頭線を2往復したらしい。
ぷぷっ。
いや、笑ってはいかん。疲れてたのでしょう。
勝手にブログに出して怒られるかな。
誰か起こしてくれる人がいればよかったけどね~。
さて、本題です。
★私たちはルールという疑似体験に支配されている。その2。
昨日のブログ、「私たちはルールという疑似体験に支配されている。」の続きです。
▼「原理原則は実体験。言葉は疑似体験。」
さて、この言葉による行動のコントロール「ルール支配行動」は、
あくまで疑似体験。
本来は、実際に体験したことを学習することによって、
行動は繰り返されたりやらなくなったりします。
「火を触るとヤケドするよ」という言葉での疑似体験で、
ある程度は火を触るという行動は減らせますが、
実際に触ってヤケドした人との制御の強さは異なります。
行動が繰り返されるようになることを、
「強化」というのですが、実体験と違い、言葉での疑似体験は「強化モドキ」といいます。
ちょっとニセモノの強化?なのです。
制御の強さは状況や環境によって大きく異なってきます。
言葉はあくまで疑似体験止まりなのです。実体験にはかないません。
例えば、「毎日、夢をノートに記録していけば絶対叶うぞ!」というような言葉。
これが、いつも周りから尊敬され、実績も残している実業家に言われるのと、
入って3日でバイトを辞めたばかりの、年下の人に言われるのでは、
大きく実行するかしないかが変わってきます。
さらには、実際に自分で夢をノートに記録している人が、
何かしら夢が実現した!という実体験をしていれば、
もっとノートに記録するという行動は「強化」されるわけです。
「強化モドキ」ではなく、本当の「強化」です。
▼「言葉でまずはやってもらって、成功体験を積ませていく。」
このように、実体験はせずとも、
言葉によるルールでの行動のコントロールは実はたくさん起きています。
他人から言われる言葉だけではなく、
自分自身が「こうしたらこうなる」という考え(言語活動)により、
ルール化することでも行動は変わってきます。
ただし、それだけでは疑似体験止まり。
実際に体験して結果が出ることで、
さらに行動は強化されるようになってきます。
まずは、言葉によりやってもらうように促しましょう。
「会議で発言すると、社長は喜ぶよ」などのように。
その後、実際に発言した場合、
社長がその場で褒めてくれれば実体験になります。
この人は、きっと会議の場での発言という行動が強化され、
積極的に発言する人になっていくことでしょう。
人の成長はこの繰り返しです。
まずは言葉で促す。
ここで、その言葉を発する人の信頼度も重要になってきます。
そして、実際に行動したら、本当の体験で良い結果を積ませてあげる。
いわゆる本当の成功体験です。
そして、その成功体験を積んでいくうちに、
積極的に行動する人へとなっていくのです。
人材育成の仕組みのデザインですね。
ぜひ、取り組んでみてください。
本日の日課 60点(モドキって古い言い方でしょうか。)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ)