榎本あつしのBLOG(人事制度の学校・評価をしない評価制度・A4一枚評価制度とABA:応用行動分析学)

人事制度や社労士やら応用行動分析学の研究やら猫やら馬やら庭やらで毎日過ごしています。

「プレマックの原理」。

2018/09/15

 

今日は午前中に埼玉で就業規則の打ち合わせ。

 

ちょっと長引いてしまい、
午後からのWEBセミナーに間に合うかどうか・・・。

 

到着したら、すぐに準備しないと、
と思って、事務所に到着したら!!!

 

なんと!

 

何も指示をしていないのに、
WEB配信準備と資料をすべて揃えてくれていました!

 

 

いやー、嬉しい。。。

 

人を褒めるのが苦手ですので、
ブログで報告。

 

ありがとうございます。

 

さて、本題です。

 

今日はセルフマネジメントなどでよく用いられる工夫。

 

★「プレマックの原理」

 

です。

 

聞いたことはありますでしょうか。

 

霊長類の研究者でもあり、
心理学者でもあったアメリカのデイヴィット・プレマック氏が唱えた原理です。

 

スキナーはハトやネズミによる実験でしたが、
プレマックは、霊長類学者らしく、お猿さん。

 

ボタンやレバーを設置した部屋で、
サルの行動を観察記録したのです。

 

レバーを倒すことを強化したサルを部屋に入れ、
そこにレバーを設置しておくと、
サルは何度もレバーを倒します。

 

そこに、ボタンを押さなければ、レバーを倒せないような仕組みを置いたところ、
サルは、ボタンを押すという行動を獲得し、
習慣的にボタンを押すようになったのです。

 

ここから、「やりたい行動」(一般的な表現)の前に、
強化したい望ましい行動を持ってくることで、
その望ましい行動が習慣化、定着化を図ることができるのです。

 

 

通常の強化の場合は、
これが「お金」や「食べ物」や「周りからのほめことば」というような、
モノや刺激という「好子」です。

 

しかし、そのような「好子」ではなくとも、
自分自身の行動ができることで、その前の行動もするようになる、
という原理なのです。

 

ご褒美などを用意しなくても、
周りの人の協力がないとしても、
行動変容をしていくことができるわけですね。

 

いくつか例で見てみましょう。

 

趣味のブログを書くことは、仕事のブログを書くとできるようになる(私)。

納豆は最後にとっておいて、それまでにすべてのおかずを食べる(私)。

明日の予定をすべて手帳に書いたら、眠ることができる(私)。

 

すべて、私が「プレマックの原理」を使って習慣化していることでした・・・。

 

やること自体が楽しい、
その行動がしたい、
というものは、きっと誰にでもあると思います。

 

望ましい行動だけど、
気が進まない・・・というものがあったら、
この「プレマックの原理」を使って、
やりたいことの前にやるような仕組みを作っていきましょう。

 

ご褒美などを用意するよりも、
結構強力に、習慣化できるようになります。

 

本日の日課 52点(明日は千葉へ~!)

(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ)

 

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