ルール支配行動は人間だけのもの?
2018/10/12
うちの事務所は、子連れ出勤OK!にしています。
今日も、熱があって幼稚園にいけないお子様(でも、元気)を連れて、
スタッフが出勤。
広さだけはある事務所ですので、
もっと遊ぶ場所など作っておこうかな・・・など考えたりも。
小さい子を見るたびに、
うちの子も、あんなに素直でかわいい時期もあったな・・・。
と、遠い目に。
今は・・・。
さて、本題です。
★ルール支配行動は人間だけのもの?
「ルール支配行動(Rule-Governed Behavior)という考えが、
ABA(応用行動分析学)にはあります。
これは、言語を持つ人間だけに成り立つものとして考えられていて、
実際に「行動」→「結果」という体験をせずとも、
言葉によるルールで、行動が強化(または弱化)されるというものです。
ルール支配行動については、
以前ブログで取り上げていますので、
ご覧になってみてください。
↓
上記のブログでも、いくつか例を取り上げていますが、
例えば、
「横断歩道を渡らないと事故に会うよ」
というと、実際には「事故に会う」という結果が出現していないのにも関わらず、
「横断歩道を渡る」という行動が強化されます。
「毎日このサプリを飲むとやせるよ」
と言われると、まだ、やせてもいないのに、
そのサプリを飲むようになります。
このように、実際に結果が出現していないにも関わらず、
それが言葉によるルールで行動を制御することができるのです。
実際に結果が出現しての強化ではないので、
「強化モドキ」と言われたりします。
モドキなので、
本当の強化ほど、強く制御されない、とも言われています。
本当に事故に会った人のほうが、
会ったことはないけれども、言葉で言われる人よりも、
横断歩道を渡る、という行動の強化は強い、
ということです。
このルール支配行動は、言語を持つ人間のみに当てはまり、
これがあるからこそ、人間だけが、まだ体験したことのない、
将来のための行動が、今できるのだ、と言われたりもしています。
なるほどー、とABA(応用行動分析学)を学び始めたとき、
感心したのですが、そのときに、ふと疑問がわいたのです。
動物だって、
将来の冬に備えて、
食べ物を貯めたりしていない??
リスやクマが、
「冬は食料が採れないから、いまのうちに貯めておくといいよ」
という言語活動をしているとは思えませんが、
将来に向けての行動を、今しているのは間違いないのではないでしょうか。
「本能だよ」と、一言でいってしまえば、
それまでなのかもしれませんが、
これを動物も対象とする、
ABA(応用行動分析学)的な考え方で、説明できないでしょうか。
はい、ここまでお伝えして無責任ですが、
私は、まだこれを解説できる知識を持っていないのです。
誰かに教えてもらえれば、ヒントや考え方を聞かせていただきたい、
という気持ちで、今回お伝えしてみたのでした。
何かしら、納得できて、
説明できるようになったら、
またお伝えしたいと思います。
もし、「こういうことじゃない?」と思い付いたのでしたら、
聞かせていただければ幸いです。
★実際には、いくつか説明できそうなところはある
この話、勉強仲間の間では、
あーだ、こーだ、意見もありました。
また、ABA(応用行動分析学)だけではなく、
他の心理学、動物学、生物学、などの話であれば、
もっと簡単に説明できるのかとも、思います。
ただ、やはりABAの枠組みの中で、
考えてみたいと思っています。
日々、勉強ですね。
本日の日課 80点(まあ、でも、いろいろ高校生らしい生意気さはありますが、素直に育ってくれています)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ)