「ABAマネジメント」はプチ成功体験。
やってしまいました。
最近、ちょっとキャパオーバーでいっぱいいっぱいだったのですが、
まさかの一番大事なものを忘れてしまいました。
そう、
馬名応募を忘れてしまいました。
あー。年に一回の楽しみだったのに。
案も考えていたのに。
締め切り昨日まででした。
失敗。
さて、本題です。
★「ABAマネジメント」はプチ成功体験。
ABAマネジメントは、やる気や意識を変えるのではなく、
直接行動を変えるマネジメント手法です。
そして、自律型人材を育成していこうというものです。
応用行動分析学の考え方を使う、
とてもシンプルな仕組みによるものです。
強化、弱化、消去、好子、嫌子など、
多少、専門用語が出てきますが(専門用語で考えたほうがわかりやすいので使っています)、
あまり専門的に考えなくても、
使うことはできます。
応用行動分析学的にいうと、
先行条件でプロンプトなどを提示し、
弁別刺激や確立操作なども併用し、
「望ましい行動」を引き出す。
そして、「望ましい行動」が出現したら、
好子をできるだけはやく提示して、
「好子出現による強化」を実現する。
と、いうようなことです。
ただ、これだとなかなか一般的には伝わりません。
ややこしいですね。
いまみたいなややこしいことは、
いったい何をしているかというと、
一般的には次のようなことなのです。
「プチ成功体験」。
これをどんどんやっていこう、
というのが、ABAマネジメントによる人材育成なのです。
望ましい行動をしてもらうために、
「まずはやってもらう」。
そのために、いろいろときっかけを与えていきます。
そして、行動したら、ちゃんと「よかった」というような、
成功体験を積ませる。
これが、「好子の提示」なのですね。
きっかけを示して、行動してもらって、良い体験をさせる。
この「プチ成功体験」を、
職場内でどんどん起こすこと、
それを、科学的根拠のある仕組みでやっていこう、
ということです。
「プチ成功体験」ができる職場は、
動機付けにもつながりますし、
行動を身につけること、習慣化することにもつながります。
経験や感覚でできる上司もいるかもしれませんが、
これを知識と練習で、誰でもできるような、
再現性のある仕組みを構築すると、
会社自体に人材育成と動機づけの図れるシステムが備わるわけです。
ぜひ、それを作っていきましょう。
一度出来上がったそのような仕組みは、
本当に企業の財産になることかと思います。
残念ながら、逆の職場もたくさんあります。
「きっかけ」は何も出されず、
頑張って「望ましい行動」しても、
「成功体験」は得られない。
そのような職場は、
「何も行動しない」「間違った行動をする」
が増えてきて、
「やっても意味がない」
となり、消極的な人材ばかりになってしまうことでしょう。
本日の日課 56点(早く年末年始の休みに入りたいなあ)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ)