「熱意ある社員」6%のみで日本は132位。米ギャラップ調査より。
明日は一大イベント!
そう、ダービーです!
(※ちょっと違う)
いつか出資馬がダービーを勝つことが私の夢です。本当です。
そのためにも仕事頑張らなきゃね。
さて、本題です。
「熱意ある社員」6%のみ 日本132位、米ギャラップ調査
この記事を見て、6%は低いなー、と嘆く方。
だから最近の若者はダメなんだ、と社員を批判する方。
そりゃブラック企業が多いから当然だよ、と企業を批判する方。
色々な意見が出て、なかなか興味深いです。
ただ、この調査ってどんな条件でどのような聞き方で、誰に聞いたものなのでしょうか?
経営者に聞いたの?
働いている人に聞いたの?
選択式?
年代は?
男女比は?
誰か知っていたら教えてください。
(面倒くさいので調べていない)
ギャラップ紙の調査は信頼できるそうなので、
テキトーなものではなさそうなのですが。。。
まあ、132位は受け止めましょう。
しょうがない。
ちなみに私だって経営者のくせに、あまり仕事に熱意はない。
謙遜しているのではなくて、本当。
なにせ、
「馬の話するとき目が輝いているよね」
「車のスペックとかすごく嬉しそうに話すよね」
「セミナーで行動分析の話するときは、生き生きしている」
というように、自分の好きなことに関わっているときには、
人が変わったように熱意があるらしいです。
非常にたくさんの人から同じことを言われるので、
おそらく本当です。
・・・普段、いかにつまんなそうに生きているかの裏返しですが。
で、次。
仕事への「熱意」はどれだけ大事なのか。
いやいや、そりゃあ大事でしょう。
当たり前じゃあないですか。と思われるかもしれません。
もちろん、それはそうなのですが、言いたいことは、
熱意=仕事のパフォーマンス、かどうかの問題。
だって、ほら、「日本人って謙虚」だっていうし。
熱意はなくても質の高い仕事をたくさんできる人もいるのでは?
本当は熱意はあるかもしれないけれど、表に出さない、主張していないだけでは?
「全然勉強してないんだよねー」⇒良い点取る。
「一緒に後ろの方を走ろう」⇒ゴール前でダッシュする。
それと似たような話では?(いや、これは違う)
ちょっとたとえが間違っていますが、
大事なのは「熱意」なのか、「発揮してくれるパフォーマンス」なのか。
「仕事はそんなにできなくても、熱意の方が大事だよ」
という価値観ももちろんあります。
多少仕事ができなくても、熱意があれば。うん、そうかも。
では、30年間ずっと熱意は立派で誰にも負けない人だけれど、仕事はずっとダメダメな人。
一方、30年間あまり熱意はないのだけれど、誰よりも仕事ができて貢献してくれる人。
それでも熱意の方が大事でしょうか。
(※ここでの熱意は仕事の発揮ではなく、言葉や主張で見られる熱意として)
熱意があれば、仕事のパフォーマンスにつながる?
「何を屁理屈言っているんだ。熱意があれば必ず仕事ができるようになる。」
確かにそうかも。
でも、「熱意」ってどうしたら、あるのかないのか、どの程度なのか分かるのでしょうか?
体のどこかに「熱意メーター」があって、それでわかるのでしょうか。
そうではないですよね。
「熱意」は「行動」で判断される。
そう「熱意」があるから「仕事を頑張る」、「熱意がない」から「仕事をしない」は、まさに循環理論に陥っているわけです。
・「なぜ彼は仕事を頑張るの?」⇒「熱意があるから」
「どうして熱意があると思うの?」⇒「仕事を頑張っているから」 以下ループ
・「なぜ彼は仕事をしないの?」⇒「熱意がないから」
「どうして彼は熱意がないと思う?」⇒「仕事をしないから」
これ。循環論です。
「熱意がある」「熱意がない」は、その人の行動をみて、レッテルを貼っているだけです。
決して原因ではありません。
今まであったこともない人を見て、「この人熱意がある、ない」とは言えません。
その人の言動を見て表現している、結果の方なのです。
つまり、「熱意」をかえるのではなく、「行動」を先に変えるのです。
そして、ABA(応用行動分析学)は、
この行動から先に変えるアプローチなのです。
グダグダと長くなってしまいましたが、
ABA(応用行動分析学)に興味を持ってもらいたく、
うちの法人のセミナーにも来てもらいたいな、と思って書いた記事でした。
よろしくね。
※このブログを書いていて気付いたのですが、「熱意」って量の程度を表す言葉がないのですね。
「ある」「ない」では言うけれど、「高い」「低い」ではないし、「多い」「少ない」、「大きい」「小さい」、「重い」「軽い」でもない。
一番、量的な表現をしそうな言葉なのに、程度をあらわせないんだなあと思いました。
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本日の日課 68点 (理屈っぽいとよく言われます)
(日課とは、私のオリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ。)