人事評価制度の会社のメリット、社員のメリット。
2018/05/22
今日は地元の企業様で、
新たに監査役に就任のため、
株主総会に出席しました。
身が引き締まる思いです。
で、その後虎ノ門へ。
同業で、東京進出の方との作戦会議。
窓からの眺め。
素晴らしい立地の事務所にお邪魔させていただきました。
すごいね~。
10月ぐらいまでを目処に、
面白いことをやっていくことになりました。
さて、本題です。
★「人事評価制度は手段であり、ツールである」
これは、セミナーや研修の際に、
何度も何度も私が伝えることです。
この手段、ツールを使うことで、
何かを良くしていきたい、その目的につなげるものなのです。
この人事評価というシステムがあるおかげで、
1.毎期、しっかりと会社の目標を社員に示すことになる(会社が行う)
2.その目標につながる行動をする(社員が行う)
3.行動した社員には早めにいいね!のフィードバック、行動できない社員には、できるように育成する(会社が行う)
業績を上げるための3ステップで、
結局この1.と3.ができていない企業は非常に多い中、
自動的にそれをやっていくことになるのです。
会社側の目線と、
社員側の目線でこのメリットを考えていきましょう。
まずは会社側から。
人事評価という仕組みがあることで、
毎期、しっかりと目標を考え設定する必要が出てきます。
いままで社長の頭の中にだけあったものを、
人に伝えられるように明文化されます。
次に、その目標のために、
何を社員に行動してほしいのかが、
これも明文化され、示せるようになります。
そして、その行動目標ができる社員、
できない社員が分かってきます。
できない社員の課題が、客観的に明確になるのです。
明確になった課題を解消するように、
教育、育成することで現有社員の能力の底上げが実現できます。
次に社員側のメリット。
まず、会社が何を目指しているのか、
その目標が分かります。
そちらにベクトルを合わせることができるようになります。
次に、会社からどんな行動を求められているかが明確になります。
何をやったら褒めてもらえ、
何をやってはダメかが分かって、
日々仕事に取り組めるようになります。
その際に、自分自身が得意なこと、苦手なこと、
何を身に付けていったらよいかも分かるようになります。
ちゃんと、自分が評価されることが何かを明確にし、
そこを見据えて取り組むことができるようになります。
それは、社長や上司の頭の中にあるものではなく、
制度として、しっかりと明文化されている評価項目です。
そして、頑張って求められたことをやったら、
褒めてもらえます。認めてもらえます。
やらなかったら叱られます。
能力不足のところは、教育されたり、研修を受けたりします。
褒められる、叱られる。
どちらにしても、自分自身の行動に対して、
しっかり会社が見てくれている、フィードバックが来る環境になります。
これが一番、やりがいにつながります。
本人の仕事に対するモチベーションになります。
やってもやらなくても、何も反応がない。
褒められも叱られもしない。
そのような環境が、
一番やりがいのない職場なのではないでしょうか。
このように、目的につながる人事評価制度を入れることで、
会社側、社員側にいままでにないメリットを生み出し、
そしてその仕組みが定着したら、
持続的に成長して業績を上げていくことができるようになるのです。
本日の日課 60点(まあ、随伴性です)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ。)