報連相(ほうれんそう)は、部下の仕事ではない。
日本代表W予選、タイ戦勝ちました!
4対0の勝利!(内容はさておき・・・)
いやー、よかった。
でもですね。
今日のサッカー中継に一つだけお願いがあります。
松木解説者の「おぃ!!」をなんとかしてほしい。
さて、本題です。
「報連相(ほうれんそう)は、部下の仕事ではない。」です。
この話、4月12日の「行動分析学で組織を変える!セミナー」で、
詳しく話す内容でもあります。
(さりげなく宣伝)
いや、まあ仕事は仕事で必要なことではあるですが、
本来の意味とは異なって、「部下がやるべき義務」、
みたいな強調に今はなってしまっている、というところが問題なのです。
報連相(ほうれんそう)は、部下の仕事ではない。
実はこの「報連相(ホウレンソウ)」という言葉、
1982年に、山種証券(現在のSMBCフレンド証券)の社長であった、
山崎富治氏が作った言葉とのことです。
山崎氏は2014年に亡くなられています。
絶版になっていますが、
このような本も出ています。
ほうれんそうが会社を強くする―報告・連絡・相談の経営学 山崎 富治 (著) ごま書房
(ちなみにこの本、ダジャレだらけです)
この本の中で、山崎氏は、
組織がちょっと大きくなったとたん、
どうも社内の縦・横の繋がりというか、
情報の流れというか、
そうしたことが、ぎくしゃくしはじめたきらいがある
人と人の意思の通いあい、
気持ちの通いあいが悪くては、
会社がうまくいかない以前に、
社長以下、働いている人自身が楽しくない
下からの意見をどう吸いあげるか、
みんなが働きやすい環境をどう作るか、
暖かい人間関係をどう作るか、
少数精鋭で社員一人ひとりに厚く報いるには…と、
つね日ごろ頭を悩ませていたとき思いついたのが、"ほうれんそう"だった。
つまり、この言葉を作った山崎氏は、
本来は、報告・連絡・相談などが滞りなくできるような、
「通い合い」のある職場が経営には大事だ、と考え、
それを「ほうれんそう」と呼んでいたのですね。
部下が報連相(ほうれんそう)できないことを、
部下が悪い、とすることは本来間違いであって、
報連相(ほうれんそう)できない職場にしていることが問題なのです。
行動分析学的に表現すると、
報連相(ほうれんそう)が弱化される随伴性が職場にある
のです。
こんな感じ。
逆に考えると、
職場に報連相(ほうれんそう)が強化される仕組みを作り上げることで、
その職場環境にいる大抵の人は、
自然と報連相(ほうれんそう)ができるようになる
のです。
なんで報連相(ほうれんそう)ができないんだ!
と、部下のせいにするよりも、
よっぽど建設的に改善を考えられるようになります。
そんなことを、4月12日の「行動分析学で組織を変える!セミナー」ではお伝えしながら、
より良い職場作りを行動分析学のアプローチで、
みんなで考えたいと思っています。
よかったら来てね。
★A4一枚評価制度セミナー 【5月17日】
★行動分析学で組織を変えるセミナー 【4月12日】
★夢をかなえる「行動アシスト手帳」の作り方講座 【6月3日】
★A4一枚評価制度 作成実践講座 【4月19日スタート】
本日の日課 52点 (でも、うるさいくらいが盛り上がってよいのかもね。解説。)
(日課とは、私のオリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ。)