「評価」するのは本人への〇〇と△△のため。
2020/06/11
自粛が始まってから、初の出張(日帰りですが)となりました。
新潟は長岡です。
そうそう、駅で降りるときに、改札何やらトラブルになっている人がいて、
良く見たら社労士バッジをつけていました。
お付きの人もいて、何やら重鎮的な感じ。
「見たことないなー、誰だろうなー」と思っていたのですが、
なんと帰りも同じ新幹線!
ホームに同じお付きの人と一緒にいたのを見かけました。
・・・まあ、それだけで何の発展もない話なのですが。
さて、本題です。
さて、今日のタイトルの、
『「評価」するのは本人への〇〇と△△のため。』
の、〇〇と△△には、
どんな言葉が入ると思いますか?
もちろん、それぞれの会社、
組織によって変わるかと思います。
「査定」を第一の目的にしているのであれば、
適正に給与・賞与などを決めるため、
となるでしょう。
しかし「A4一枚評価制度」においては、
評価の目的は「人材育成」と「業績向上」としています。
そうなってくると・・・。
私は、〇〇と△△は、
下記のように考えています。
〇〇→「動機づけ」
△△→「課題認識」
「評価」するのは本人への、
「動機づけ」と「課題認識」のため、
です。
半年や一年を通じて、
社員を評価します。
その半年、一年で、
成果を出したこと、成長したこと、頑張ったことは、
大いに良い評価をして、それを伝え、
「動機づけ」につなげるのです。
一方、達成できなかったこと、まだ身についていないこと、
出来ていなかったことに関しては、
しっかりと相応の評価(低い評価になるでしょう)をつけ、
それを伝え、本人に「課題認識」してもらうのです。
良い点は、大いに承認で、
「プチ成功体験」に繋げます。
この会社は、自分がやったことをしっかり評価してくれる、
という体験が、長期的なモチベーションにつながっていきます。
成果を出した、成長した、頑張った、
それを上司や会社がしっかりと褒めてくれる。
そこから、また自ら行動を起こすということが増えてきます。
これが「評価による動機づけ」です。
未達成、成長していない、頑張れなかった、
というところを、上司と本人の間で課題として、
本人に明確に認識してもらいます。
そして、その事実を活かして、来期はどうやって成果に繋げるのか、
身につけるのか、頑張るのかを決めて、取り組んでいくのです。
来期に目指していく、目標になります。
この「動機づけ」と「課題認識」が、
組織の全体でしっかりと機能していくと、
「人材育成」と「業績向上」が実現してくのです。
残念ながら、相対評価や、給与設定のための調整、評価のエラーなどより、
成果を出したこと、成長したこと、頑張ったことであっても、
評価が下がってしまったりする。
同様に、達成できなかったこと、まだ身についていないこと、
出来ていなかったことでも、それなりの評価点になっていたりする。
これでは、「動機づけ」も「課題認識」も、
できなくなってしまうのです。
面談においても、評価者がこれを分かっているかどうかは、
とても大事。
伝える内容、伝え方も変わってくることでしょう。
「評価」するのは本人への「動機づけ」と「課題認識」のため。
ぜひ、これを浸透させてみてはいかがでしょうか。
本日の日課 52点(本当はもうちょっとやりたいところ)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ)