「成果」と「スキル」と「姿勢」。
なんか驚いています。
さて、本題です。
「成果」と「スキル」と「姿勢」。
人事制度の中で、それぞれの等級定義に、
この3つをつくっていきます。
そしてこの3つの違い。
この「成果」と「スキル」と「姿勢」の違いを、
ぜひ分かっておいていただきたいと思います。
これらは、その時の会社が何を目指すのかで変わってくるのです。
大事なのは、これら3つが、それぞれ何につながるか、です。
・「期待する成果」は、
短期的な目標、その期の会社の業績につながります。
・「必要なスキル」は、
少し先の中長期的な会社の底力、今後の会社の成長につながります。
・「望ましい姿勢」は、なんでしょうか。
これは、会社の風土の醸成につながるのです。
「期待する成果」は、主に会社の業績や、その期で目指すものがそのまま、
等級によって範囲の広さは違えど、個人の成果として期待されていきます。
その役割の成果を出していけば、
そのままその期の会社の業績に直結していくわけです。
「必要なスキル」は、今までできなかったことができるようになる、
など、社員の成長につながる項目です。
これを着実に全員でやっていくことで、
スキルの高い集団、企業の底力となってくるわけです。
最後に「望ましい姿勢」。
例えば、「いつも協力してチームワーク良く仕事をする」ということを、
みんなが振舞うようになると、その会社は、チームワークが良くて、
協力的な職場だ、となってきます。
職場風土が醸成されていくわけです。
このように、「成果」「スキル」「姿勢」はそれぞれ性質が異なり、
それをわかって、このうちのどれを皆に優先的に目指していってもらうのか、
それを毎回、しっかり考えて決めていくことが重要です。
そして、これはその時の会社の状況、
ステージなどによって変わってくるものです。
今は業績優先なのか、人材育成重視なのか、風土を良くしていきたいのか、
それを経営側でメッセージとして発信し、実際の運用に取り組んでいく必要があるのです。
本日の日課 56点(セミナーは明日だよ!)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ)