「ABA」(応用行動分析学)とは?
2018/05/01
今日は、久々に映画を観に。
「レディ・プレイヤー1」を観てきました。
「1」ということは、もう「2」も決まっているの?
と、一瞬思いましたが、
どうやら、昔のアーケードゲームのスタート画面に出てきた、
「ready player 1」
という意味だったそうで。
そういえば、
▶ player 1
player 2
こんな感じで、プレイヤーが選ばれて、
始まってましたよね。
ちなみに私、ゲーム小僧でした。
部活の前にジャージでゲームセンターに通い、
魔界村3周とかB-wing一億点とかやっていました。
50円で何時間も遊べます。
さて、本題です。
★「ABA」(応用行動分析学)とは?
今回は、ちょっと基本に帰って、
「ABAマネジメント」で用いられている、
ABA(応用行動分析学)を、簡単にご説明します。
「ABA(応用行動分析学)」とは、
英語で「Applied Behavior Analysis」の略のことで、
その頭文字をとって、「ABA」と呼ばれています。
読み方は、
「エービーエー」
というのが一般的です。
私が代表理事を務める「ABA-LABO」は、
読みやすくするため、「アバラボ」としています。
また、明星大学の竹内先生とで、
共同開催しているのは「ゆるABA会」で、
こちらも「ゆるアバかい」と読み、
ABAを「アバ」と、読みやすくする場合もあります。
ABA(応用行動分析学)は、
1960年代に、アメリカの心理学者
バラス・フレデリック・スキナー博士によって、
確立された心理学の一つです。
(Wikipediaより BF Skinner at Harvard circa 1950)
心理学といっても、
いわゆる「心のなか」とか「精神」というものを
見ようとする、おそらく多くの人がイメージしている
「心理学」とは大きく異なるものです。
「行動分析学」の文字どおり、
徹底した行動の分析を行ない、
どんなときに人(動物)は行動をして、
どんなときに行動しなくなるのか──
その分析を繰り返して、
行動の原理原則を導き出していくものです。
ちなみに、このような実験を行なって、
原理原則を導き出す学問が、
「行動分析学」で、「基礎科学」と言われます。
スキナー博士は、
ネズミやハトなどを、
箱の中に入れて実験を繰り返しました。
行動の「前」の環境がどのような状態か、
行動の「後」の環境がどのように変わるのか、
それを繰り返し実験することで、
行動の「予測」と「制御」ができるようになりました。
この基礎実験から導き出される原理原則を使って、
今度は逆に、人(動物)の行動に働きかけ、
行動を実際によりよく変えていこう、として使われるのが、
「応用」行動分析学ということになります。
なお、人材マネジメントにおける大ベストセラーの、
『人を動かす』(デール・カーネギー著)や、
『一分間マネージャー』(ケン・ブランチャード著)の本文のなかでも、
実は、スキナー博士やABA(応用行動分析学)について触れられているのです。
行動の原理原則として、
彼らの著書の参考となっているわけですね。
ABA(応用行動分析学)の特徴は、
なんといっても「行動」に特化した学問であること。
そして、人(動物)の行動は、
環境の変化によって制御されている、
という結論を出している学問です。
学問ですので、
正しいのか、正しくないのか、
という論争には常にさらされるわけです。
しかし、実際に「行動変容」に「役に立つ」ということは、
間違いありません。
なので、ABAマネジメントでは、
その軸となる考え方で用いています。
本日の日課 60点(ゲームやりたいなあ)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ。