なぜ取り組みが継続しないか。
ダイエット部 by ABA-LABO
という、フェイスブックページを立ち上げて、
ABA(応用行動分析学)のアプローチから、
ダイエットのための行動の継続を促そう、ということをやっています。
結構、みんなうまく言っていて、
体重が順調に落ちている人が出ています。
ところが、言い出しっぺの私が、
ほとんどスタート時から変わらず・・・。
という、ていたらくぶりを発揮していたのですが、
なんと昨日一気に0.85kgも減りました!
ようやく私もスタートに立てた気分です。
年末までにあと4kg!
頑張って達成させたいと思います。
さて、本題です。
★なぜ取り組みが継続しないか。
冒頭のダイエットのケースでもよく言われますが、
やればいい、というのに継続しないのは、多くの人が抱える悩みです。
同様に、ABAマネジメントの研修を受けていただいたり、
講座で知識や練習を身に着けていただいた管理者の方。
一番多い悩みが、
「最初はうまくやれていたけど、だんだん部下を見なくなってしまった」
というものです。
ABAマネジメントを扱う弊社のモットーは、
「見える行動・測れる向上」です。
人の行動をちゃんと観察して(直接見れなくとも、何かしらの見える化)、
その望ましい行動が、ちゃんと増加しているかどうか、
定着しているかどうか、
を見ていかなければいけません。
なんとなくよくなった、
では、なんとなく、もとに戻ってしまっているのです。
部下を観察できていないと、
頑張って行動したことを見逃してしまい、
タイミングよく好子を提示できなくなります。
うまくできていない場合も、
そこに適切なヒントを出したり、
指導もできなくなります。
では、どうしたらよいでしょうか。
これは、忙しい人ほど、
「決まり事」
で、必ず部下を観察する時間をつくる、
ということです。
週に一回の15分ミーティング、
毎日の日報、
業務ごとの報告書等々。
部下の直接の行動でなくても、
時間が遅くなりすぎないように、
行動がどうだったか、をチェックできるようにしましょう。
そのタイミングがあることで、
部下の行動にも緊急度が増し、
行動のきっかけとしても働くようになります。
上司のような忙しい人ほど、
他の業務より優先事項を高く設定(お客様とのアポイントよりも優先)し、
それを守っていかなければならないのです。
ABAマネジメントに限らず、
新しいものが定着しない要因の大きなものに、
「他の優先事項に負けてしまう」
という事実があります。
定着し、慣れてしまえば、
そんなに負担ではないことでも、
いつまでもやれないままになってしまうのです。
いつもの仕事だけのほうが、楽ですし、
完成度も高くなりますからね。
このハードルを乗り越えるためには、
最初は強制でも、回していくことが必要なのです。
自主的に取り組まないと意味がない、
といっているまま、いつまでも定着しないことのないようにしましょう。
本日の日課 64点(今日はこれから懇親会。誘惑に負けないように頑張ります)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ。