「きっかけ」の積極活用。
昨日は深夜でしたので、原因がわかりませんでしたが、
どうやら釘を踏んでいたようです。パンク。
前輪で釘を踏むとは珍しい。
後輪に比べて、確率的には10分の1もないそうなのですが。
(前輪がはじいて後輪に刺さるため)
で、結局新しいミシュランのタイヤは在庫がなかったため、
すぐに交換できるYOKOHAMAのものにしました。
絶対に、というこだわりでもなかったので、
まあ、満足です。
ただ、今日を丸々一日執筆に費やそうと思いましたが、
結構な時間を取られてしまいました。
スタッドレスなどに替える人が多いため、
お店が激込みで・・・。
まあ、でも、
高速中だったり、大事な日だったりではなく、
事故もケガもなくてよかったね、ということで。
さて、本題です。
★「きっかけ」の積極活用。
前回(一昨日)のメールでは、
「好子出現による強化」の弱点をお伝えしました。
そのときのブログはこちらから。
良い結果(好子)が出現することで、
その直前の行動が繰り返される(強化)ようになる。
この介入方法は、
嫌子をつかって行動を変容するよりも、
嫌な感情を伴うことなく、関わる人自体が嫌な存在にもならず、
理想的であり、すぐに思いつく方法です。
しかし、大きな弱点があります。
それは、「望ましい行動が出るのを待たねばならい」
ということでした。
好子を出せるのは、
「望ましい行動」をしてくれないと、
出せないわけです。
では、どうしたらよいのか。
好子を出現させるという、「C:結果」の方ばかりを考えるのではなく、
「A:先行条件」をうまくつかいましょう。
そう、行動を引き出すための「きっかけ」をうまく使うのです。
ABA(応用行動分析学)の言葉でいうと、
「プロンプト」という、適切な行動を引き出すためのヒント、
これを使う手法があります。
例えば、駅のホームにある案内版。
あれがあるおかげで、初めて来た駅でも目的にたどり着けるわけです。
その他、家具の組み立て説明書、
仕事のマニュアル、
スマホアプリでの道案内、
大縄跳びでの「せーの」という声掛けなども「プロンプト」です。
このように、望ましい行動をただ待っているだけでも、
なかなか出現しない、好子をだせないのであれば、
プロンプトをつかって、まずは望ましい行動をしてもらうのです。
組織の場でいうと、
具体的な指示や業務マニュアルなどが、
「プロンプト」になります。
例えば、
「改善の意見を出して」という声掛け、
「マニュアル」を提示しての作業、
場所を指し示しての入力、などです。
これらの「プロンプト」がきっかけになり、
放っておいたら、なかなか望ましい行動が出ない人に対して、
まずは行動を引き出すことができます。
そして、引き出せたら、次のステップ。
「好子出現による強化」
を使いましょう。
「いいね!」などですね。
この組み合わせをしっかりやることで、
望ましい行動が習慣化していくのです。
実際の現場では、
どちらかの片手落ちになっていることがとてもよくみられます。
具体的なきっかけ、「プロンプト」は何も示さずに、
「なんでやらないんだ」となっている場合。
頑張ってやったのに、「好子」は出現しないで、
やらなくなってしまう場合。
そのような職場になっていませんでしょうか。
まずは、やってもらって、
しっかりと好子を出現させる。
人材育成が上手な上司は、
このような理屈を知らなくても、
きっと出来ているのではないでしょうか。
最後に触れたように、
わざわざ行動分析学の理論を知らず、使わずとも、
できる上司はいることでしょう。
最初のうちはしっかりと指示して、
頑張ってやったら、ほめる。
当たり前といえば、当たり前ですが、
片手落ちになっている上司が多いのも事実なのです。
本日の日課 64点(新しいミシュランのが候補です)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ。)