怒られ、白い目で見られるのに飛び乗るのはなぜか。
さて、これを買いました。
これでダイエットは成功したようなもの!
(大間違い)
さて、本題です。
怒られ、白い目で見られるのに飛び乗るのはなぜか。
本日は、オンラインにてABAマネジメントセミナーでした。
4時間!!
疲れました。
写真も撮り忘れました。
で、その中でやったのが、
次のワーク。
「行動(Bahavior)」の直後の「結果(Consequence)」により、
その行動が今後増えていくことを「強化」といい、
減っていくことを「弱化」といいます。
電車に飛び乗ったら、どんな結果が待っているでしょうか。
例えば、車内のアナウンスで、
「大変危険です。飛び乗らないでください!」
(最近厳しい)
と言われます。
これは、「飛び乗る(行動)」→「アナウンスで怒られる(結果)」という、嫌子出現なので、
飛び乗るという、結果の直前の行動は減っていきそうなものです。
また、結果はこれだけではなく、
「飛び乗る(行動)」→「他の乗客から白い目で見られる(結果)」
これも嫌な結果でしょうか。
やはり、飛び乗るという、結果の直前の行動は減っていきそうなものです。
でも、きっとこれは減らないのです。
なぜなら、こんな結果もあるからです。
「飛び乗る(行動)」→「遅刻しないで間に合う(結果)」
これが、圧倒的に勝つのです。
走って、飛び乗れば、これを得られるのです。
図を振り返ってみてください。
下向き矢印(弱化)は確かにあるのですが、小さい。
間に合うという好子による強化が大き過ぎて、怒られようが、白い目で見られようが、
飛び乗るという行動は強化されてしまいます。
なので、どんなに注意しようと、
アナウンスで怒ろうと、白い目で見ようと、
意識をかえようというようなポスター貼ったりして、
飛び乗り禁止を掲げようとも、
この「間に合う」という「好子出現による強化」の随伴性がある限りは、
飛び乗りはなくならないでしょう。
このように分析して、なぜ「飛び乗る」のか、
強化が起きていることをしらないと、
どうしてこれだけ注意して、危険なのにやるのか、
親の教育がなっていないのではないか、
などと思考停止に陥り、
文句だけ言って改善につながらないことになるのです。
嫌子を出現させて弱化させるのでなく、
この強化をいかに消去にもっていくか。
そのアプローチができれば、
飛び乗りは減ってくるかもしれませんね。
本日の日課 60点(具体策を自分で考えはしない)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ)