榎本あつしのBLOG(人事制度の学校・評価をしない評価制度・A4一枚評価制度とABA:応用行動分析学)

人事制度や社労士やら応用行動分析学の研究やら猫やら馬やら庭やらで毎日過ごしています。

行動の原理原則。本日は「好子」と「嫌子」。

2020/12/24

朗報!

 

なんと!

 

本日、「評価をしない評価制度」の導入の依頼が立て続けに2社決まりました。

 

2社ともオンラインでの説明で、
そこから「やりましょう!」となったので、
正式にはこれからではありますが・・・。

 

日本の中小企業のプレイヤー兼マネージャーの管理職から負担をとりのぞき、
評価される部下が感じる不満もなくし、
テレワーク下でも運用可能な「評価をしない評価制度」。

やはり市場のニーズは高いと思われます。

 

あとは、来年の新しい取り組みもあり、
業務過多になることは間違いないので、そこを想定していろいろと体制を立て直さないといけないですね。

 

頑張りましょう。

 

行動の原理原則。本日は「好子」と「嫌子」。

 

一昨日、昨日の記事に書いた「強化の原理」「弱化の原理」。

 

ここで出てきた、行動した結果にでてくる『なにか良いこと』『なにか悪いこと』のことを、
【好子(こうし)】【嫌子(けんし)】と呼びます。

 

【好 子】

「行動の前後にある刺激や現象のことで、本人にとってなにかよいもの・こと、刺激のこと」

 

【嫌 子】

「行動の前後にある刺激や現象のことで、本人にとってなにか悪いもの・こと、刺激のこと」

 

ABA(応用行動分析学)の中で、
これらは「強化子」とか「罰子」と呼ばれることがありますが、
ここでは一般に分かりやすい「好子」「嫌子」を用いるようにいたします。

 

では、一昨日と昨日出てきた「強化」「弱化」の例の、
どこに出てきていたかを確認してみましょう。

 

【強化の例①】

 

 

【弱化の例①】

 

 

強化の例①を、行動分析学的な表現をすると、
「好子出現による強化」といいます。

 

弱化の例①を同様に、
「嫌子出現による弱化」といいます。

 

 

【強化の例②】

 

【弱化の例②】

 

 

強化の例②は「嫌子消失による強化」
弱化の例②は「好子消失による弱化」となります。

 

  • 【行動の4原則】この4つの組み合わせで分析できる

 

ここまでの4つのパターンで、行動のほとんどを表すことができるようになります。

 

【強化の原理】で2パターン、【弱化の原理】で2パターンの4パターンです。
そして出てくるキーワードも4つ。

 

 

この4つのキーワードを組み合わせにより、次の4つのパターンができあがります。

 

 

どうして、人が自ら行動をするのか。

 

それを「やる気」や「意識」などの内面は見ずとも、
このように分析ができて、そしてそこからの改善へ。

 

「好子」や「嫌子」を出現させたり、
消失させたりという手法で、行動の変容が可能になっていくのです。

 

 

 

本日の日課 56点(測定アプリのトライアルの場が増えそうです)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ)

 

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