達成度の%を決めてほしい。という場合には。
2020/10/03
セミナーに向けてレジュメを作成中~!
しかし、苦戦中~!
うおー、生みの苦しみ。
こればっかりは作らないと進みません。
時間が経っても勝手にはできてくれないのです。
頑張ろう。
さて、本題です。
%を決めてほしい。という場合には。
A4一枚評価制度を運用していて、
結構よくあるご質問というかご要望があります。
それが、
「達成度評価を%に示してもらえませんか」
というもの。
ここね。
人事制度の構築に加わっていない部門などから、
結構出てきたりします。
【S】が150%
【A+】が120%
【A】が100%
などとしてもいいですか、
というようなもの。
「目安」が欲しいとなるのですね。
書かれているように、
【S】大幅に上回って達成
【A+】上回って達成
【A】達成
などのように、基準があいまい、抽象的なままではいけない、
ということから、明確にしたいというのはその通りであります。
でも。
これをオススメしていません。
例えば、毎年の営業成績、利益、生産量などであれば、
%で設定すれば確かにわかりやすいです。
しかし、全てがそのような安定した数字の目標でないことが結構あります。
例えば、新規の商品の販売数で、
昨年3つしか売れなかったものが、
今年5つ売ったとなれば、難易度は低いのに、%設定をしていたらS評価になってしまいます。
このように、目標によって%で表せないものが非常に多く、
評価の基準として%設定をしてしまうと、
適正な評価にならないことが多く出てきてしまいます。
通常の計画で2倍ほど売れそうなため、
2倍でA評価、3倍でA+、1.5倍ならB評価というケースもあれば、
毎年いつもほぼ1.0の目標であれば、1.1でA+、1.2ならS評価与えてもいい、
というケースも。
そんな理由で、評価基準は、それぞれの目標に合わせられるように、
「大幅に達成」「達成」などとしていたりするのですね。
なので、目標ごとに目安としての%設定はOK、
ですが、 制度として共通に%設定をしないことをお勧め。
まとめると、
●原則、共通の%の目安は伝えず、その目標の難易度に応じて、
個別に%を目安で(上司・部下の間で)設定するようにしましょう。
●営業や販売、生産など、ある程度安定した数字が毎年見込めるもので、
共通で多く設定するものに関しては、共通目安で伝えるのもOK。
●その場合も、何%ぐらいだったら、過去と比べてS(大幅)といえるか、
A+(結構上回った)といえるか、A(何とか達成)になるかなどを聞いて、
設定するようにしましょう。
その目標によって、個別にしっかりとすり合わせておくことが大事。
もし、%を設定するのであれば、過去の数字を見ながら、
過去最高ぐらいであれば、その%を「S」に設定、
ギリギリ達成の場合を「A」に設定、
その間でどのくらいなら「A+」出せるか?
というように考えて、
それぞれの目標ごとに設定していきましょう。
本日の日課 60点(つらたーん)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ)