ABAマネジメントで習慣化。
2018/12/30
今日は事務所は休みでしたが、
職員のTさんが自主的に出社してくれて、
12月31日退職の離職票や、1月1日入社の手続きをやってくれました!
電子申請の一時保管までやってくれているので、
あとは私がポチッと送信するのみ。
「出社の1月7日からだと遅くなっちゃうので」
とのこと。
本当にありがたやー。
さて、本題です。
ABAマネジメントの自分実験の一環で、
「毎日メルマガ習慣化」を、自分実験としてスタートしていました。
ちょっと怪しい配信も何回かありましたが(汗)、
一応、一年間続けられました。
ちょっとこの、自分実験を振り返ってみます。
★ABAマネジメントで習慣化。
今年(2018年)の年初に立てた目標の一つに、
「毎日のメール配信」がありました。
一応、行動のマネジメントを専門にやっていますので、
習慣化を自分で実践しなくては、という目的です。
もちろん、ABAマネジメントですので、
「気合い入れて続ける!」
「やる気MAXで頑張る!」
「強い意志力で実行!」
という、精神系のアプローチでははなく、
前後の環境の変化を作り出すことによる、
自動的に行動が起きる仕組みづくりによる実現です。
★BEFORE★
【A:先行条件】
・年始に目標を立てている
↓
【B:行動】
・メルマガを配信する
↓
【C:結果】
・特に反応なし
メルマガを書いたり、配信したりしても、
特にすぐには【C:結果】は出現しません。
行動を自主的に繰り返すような、
「強化」の仕組みが成り立っていないのです。
これを、下記のように変えました。
★AFTER★
【A:先行条件】
・年始に目標を立てている
・周りに宣言している(NEW)
↓
【B:行動】
・メルマガを配信する
↓
【C:結果】
・特に反応なし
・周りからのいいね!(NEW)
・周りに見られているという不安からの解放(NEW)
このような、行動の前後の環境の変化を作りました。
ダイエットのための食事制限、ランニング、毎日の勉強、早起き・・・
このような、緊急度の低い行動の習慣化には、
よく「周りに宣言する」とうまくいく、
と言われます。
先ほどのAFTERの例のように、
周りに宣言することにより、
行動の前後の環境を変えることができるのですね。
周りに宣言して、周りが知っているということは、
ABA(応用行動分析学)では、「弁別刺激」といいます。
周りが知っているという、弁別刺激があるから、
「周りからのいいね!」という好子出現や、
行動することで、「周りに見られている」というちょっと不安状況からの、
解放という「嫌子消失」が起きます。
これが行動を「強化」するのです。
目的は、ちゃんと行動を継続すること。
そのためには、
このようなABAマネジメントのアプローチによる、
仕組み作りがとても有効なのです。
★やらされ感。
「やらされ感」でやっているのではないか、
それでは意味がないのでは、と批判を受けることがあります。
しかし、最初はそうであっても、
ちゃんと行動したら、良い成功体験がある---。
そこから、自律的に行動ができるようになってくるのです。
何もない最初から、湧き出るように自分からやることなんて、
本当は稀なのです。
私も、その体験から、
最初は「やらないと・・・」で、
いっぱいいっぱいでしたが、
励ましのメッセージをいただくこともあり、
それが成功体験となって、いわゆる「やる気」につながりました。
それと、繰り返しやることによる「慣れ」もでき、
文章を作成する時間が、とても短くなってきました。
これもなんだかんだで「行動」したからです。
自分からの意思でないと意味がない、
としていたら、きっとできなかったことでしょう。
本日の日課 52点(朝まであらびき団を見てしまった)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ)